ガーデニングファンが待ちに待ったチェルシーフラワーショウが今年もロンドンで開幕。初日のプレスデーは天候にも恵まれ、世界中からメディアが集まりました。ここ2年ほど、大きいサイズのショウガーデンの質が下がっている…とがっかりするようなコメントが多かったのですが、「今年は胸騒ぎがする庭がたくさんある!」というジャーナリストたちの声がよく聞かれました。今回は写真中心で、プレスデーの様子や注目の植物をお届けします。
キャサリン妃の庭
写真:RHS / Luke Macgregor
以前、このブログでもご紹介した共同出展のキャサリン妃の庭は、「自然との触れ合い」を大切にしたコンセプト。https://engei.com/gardening/3638/
日曜日の午後には、ウィリアム王子一家も応援に駆けつけ、子供達が庭で遊ぶ様子が放映されました。詳しくは、園芸ガイド秋号でレポートします。
今年の日本からの出展は2組
写真:RHS / Tim Sandall.
Green Switch(アーティザンガーデン部門):イギリスでも毎年おなじみの石原和幸さん。
漢方の庭(スペース・トゥ・グロウ部門):北海道からの300人以上のスポンサーに支えられている柏倉一統さんと佐藤未季さん。
流行りの植物
毎年チェルシーには、「今年の色」がありますが、2019はグリーン。様々な色味のグリーンが基調の植栽が多くの庭で使われ、中でも大胆な花姿のアンジェリカやトクサが目に付きました。
リサイクル素材
「環境保全」はガーデニングの永遠のテーマ。今年も、庭の中でリサイクル素材を使い、メッセージを載せた庭がたくさんあります。
こんな奇抜なパフォーマンスも、チェルシーのプレスデーならでは。
デパートのエントランス装飾。チェルシー地区一帯が花を飾って、チェルシーフラワーショウをサポートしています。
気になる審査発表はイギリス時間の明朝(火曜日)です。結果は追ってお伝えします。
著者プロフィール
白井法子
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
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