Snowdrop Beauty(スノードロップ・ビューティー)

「The Beast from the East (東の獣)」と呼ばれるシベリアからの寒気によって、厳しい寒さに見舞われた、先週のイギリス。寒さに強いクリスマスローズまで、雪の重さで頭をかしげている中、スノードロップはまだまだ元気に咲いています。

写真は、友人所有のレアもの。Galanthus elwesii “Rosemary Burnham’ (ローズマリー バーナム)。今年出会ったスノードロップの中で、もっとも美しいと思った品種。RHS(英国王立園芸協会)の機関誌、The Gardenの中でも紹介されていました。ほぼグリーン一色に見える外側の花弁は、葉脈が浮き彫りになり、さらには、内側の花弁にも濃いグリーンのマークが入ります。

風変わりな品種

同じ友人が育てている、Galanthus elwesii ‘Three Leaves’ (スリー リーブズ)。ローズマリー バーハムと同じく、Giant Snowdropとも呼ばれる、elwessi(エルウェシアイ)の仲間。太くて短めの3枚揃って咲く葉がその名の由来。葉だけ見ると、まるでチューリップの葉のようにどっしり!

 

Galanthus ‘Pusey Green Tip’(ピュージー グリーン ティップ)
外側の花弁にも内側の花弁にもグリーンのマークの入るダブル咲き。同じ模様が一つもないと言われる。

 

Galanthus ‘Blewbury Tart’(ブリューベリー タルト)
上向きに咲く豪華なダブル咲き。内側の花弁はほぼ全体がグリーン。一見、スノードロップには見えない。

 

Galanthus ‘Dionysus’(ディオニソス)
背丈が比較的高く、外側の花弁は丸みを帯びる。内側の花弁に入る、逆向きのハート型模様が特徴。

 

Galanthus ‘St Pancras’(セント パンクラス)
内側には先端には濃い目のグリーンの模様がはっきりと、上側は薄いグリーンのぼやっとした模様が入る。

どれも同じに見えていたスノードロップですが、白い花弁とグリーンの模様の様々な組み合わせでここまでのバリエーションが出るのかと魅力に魅せられつつあります。花の少ないこの時期だからこそ、細部まで鑑賞できるのも、スノードロップの魅力の一つかもしれません。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

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