以前から気になっていたバーチウォーターを初めて飲んでみました。「ほのかな甘みがあって、すっきりとしたのど越し」というのが第一印象。イギリスでは確実に目にする機会が増えています。日本では、解毒効果があることから「森の看護婦」、また、アミノ酸やミネラルが多く含まれることから「飲む化粧水」などと呼ばれているようです。
春先だけに採れる貴重な飲料
北欧やロシアでは、健康飲料として古くから飲まれていると聞き、ロシア人の友人に本当かどうか聞いてみました。白樺から出るこの樹液は、いつでも採れるわけではなく、春先(3月〜4月頃)に限られます。よって、ロシアでは春の飲み物「バーチジュース」として親しまれているそうです。
バーチウォーターの成分
成分表を見てみると、97%が白樺の樹液で、自然由来の果糖が3パーセント加えられています。クエン酸も若干含まれているようです。1カートンあたり28キロカロリーで、脂肪分はゼロ。
どうやって採取するの?
白樺の幹に穴を開け、そこに蛇口の代わりになるチューブや木の筒を差し込むと、樹液がドンドン流れてくるので、ボトルやプラスチックの袋で受けて採取します。
樹木のアイスティー
左はバーチ(樺)風味、右はパイン(松)風味のアイスティー。こちらは家具販売店IKEA(イケア)で購入したもの。日本でも販売されているのでしょうか?スウェーデン発だけあって、ちょっとした森林浴をしているような気分になれそうです。
著者プロフィール
白井法子
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
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