イギリス人の愛鳥精神
今週末は、恒例のBig Garden Bird Watch Weekendでした。
これまでにもご紹介したことがありますが、RSPBと呼ばれる英国王立鳥類保護協会の主催で行われる、国を挙げてのバードウォッチ(野鳥の生態調査)。誰もが参加でき、1時間という決められた時間の中で観察を行い、自分の庭や公園にやってくる野鳥の数をレポートします。
イギリス人にとって、自分の庭にガーデンバードを迎えることは、ガーデニングの醍醐味のひとつ。また、イギリス人の愛鳥精神は、時に鳥の習性を変えるほどだと言われています。
ガーデナーズフレンズと呼ばれるロビンは、昔はこんなに人懐っこくなかったとか。私の職場にも、鳥をこよなく愛する同僚がいて、「Good morning my babies!」と人間よりも先に鳥に朝の挨拶をするほど!
愛鳥グッズ
ガーデンセンターや植物ナーサリーのショップには、大抵と言っていいほど、バードフィーダーやバードボックスなどの愛鳥グッズが並びます。
市販のピーナッツバターをそのまま取り付けて使える便利なバードフィーダー。
次世代にも伝える精神
庭から取れる素材で簡単に作れるバードフィーダー(隙間にピーナッツバターを塗り込みます)。子供のためにワークショップなども行われ、イギリス人が次世代にも愛鳥精神を伝えることに熱心な姿勢が伺えます。
著者プロフィール
白井法子 Noriko Shirai
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
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