万能なルバーブ

ジャムにも惣菜にも

ヨーロッパでは古くから食用されている野菜のルバーブ。日本では、まだ馴染みが薄いかも知れませんが、イギリスでは自家菜園で育てている人も多く、「採れ過ぎた!」という声をよく耳にします。
友人が自家製のルバーブのジャム(洋ナシ+ジンジャー)と一緒に、「食べきれないから」と、小切りにして軽く乾燥させた生のルバーブを分けてくれました。
ジャムを作ろうと、レシピを検索していると、「ルバーブを塩で煮ると、練り梅のようになる」という記事を見つけて興味津々、実際に作ってみることにしました。
写真左がルバーブで作った練り梅風の惣菜、右は定番の朝食。ルバーブジャムは、ヨーグルトとの相性抜群です。

 

収穫は2年目から


我が家の庭でもルバーブを育てていますが、1年目は株を充実させ、2年目から収穫するのが一般的です。イギリスに住み始めたころは、日本の食材がとても貴重で、日本から送ってもらうか、ロンドンやケンブリッジなどの都市の日本食材店で、高い値段のものを買うという選択肢しかありませんでした。
最近では、日本食がイギリス人にも受け入れられているからか、豆腐はもちろん、そばやうどん、味噌までスーパーで手に入るようになりました。でも、梅干しはさすがにありません。

 

練り梅風の作り方


作り方は簡単、ルバーブに適量の塩をかけ、5~10分ほど放置。水が出てきたら、火にかけて、ジャムを作る要領で煮るだけ。塩の代わりにお砂糖を使えばジャムになるというわけです。さらにハチミツを加えると、甘酸っぱい「黄金漬け」のようになります。
この練り梅風の惣菜は、炊きたての白いご飯と一緒に食べたり、おにぎりに入れたり、海外在住の日本人にはありがたい食材です。

 

著者プロフィール

白井法子 Noriko Shirai

ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。雑誌『園芸ガイド2021夏号』でも、「A Life with Plants UK Style イギリス流 植物のある暮らし」を好評連載中。