デルフィニウムの効果

バラ離れ??

New Perennial Movement(ニューペレニアル ムーブメント)と呼ばれる、樹木や低木を使わず、宿根草をメインに、ナチュラリスティックな植栽を目指す運動などによって、ここ数年「バラ離れ」を感じることが多々ありました。
でもイギリスでは、今年は例年に増してバラが美しい。気温の低かった春が手伝ってか、黒星病やうどんこ病になるバラも少ないように思います。また、ガーデンセンターやナーサリーのバラ苗の売れ行きも好調の様子。
コテージガーデンの典型的な組み合わせのひとつと言える、バラとデルフィニウムが目にとまりました。トップの写真は、長年愛されているイングリッシュローズのGertrude Jekyll(ガートルード ジェキル)とDelphinium ‘Blue Bird’(デルフィニウム‘ブルーバード’)。

 

バラ+デルフィニウム


写真は、ほんの1週間前に同じ場所で撮影したもの。‘ガートルード ジェキル’だけでももちろん美しいのですが、デルフィニウムの開花が進むと、色だけでなく、直線的な存在感のあるデルフィニウムの花姿がバラのこんもりとした雰囲気とコントラストをなして、その場の雰囲気がぐっと上がるのが見てとれます。

 

ミツバチも嬉しそう


庭の中に佇んでいる間に、何十匹ものミツバチがデルフィニウムの花に魅せられてやってきました。花の中に埋もれて、まるで温泉にでも浸かっているよう。
デルフィニウムは、タワー状で、ひとつひとつの花も大きいので、ミツバチが活発に飛び回るのに最適。また、紫や青系花は、ミツバチをより惹きつける色だと言われています。

 

 

著者プロフィール

白井法子 Noriko Shirai

ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。雑誌『園芸ガイド2021夏号』でも、「A Life with Plants UK Style イギリス流 植物のある暮らし」を好評連載中。