ガーデンデーとは?
イギリスに「Garden Day(ガーデンデー)」というものがあることを最近知りました。
このコンセプトを簡単に訳すと…「ガーデンデーには、どんな天候であろうと、庭仕事の道具を捨てて、フラワークラウン(花の冠)をかぶって、お祝いしましょう」。
ベランダやバルコニー、室内でガーデニングをする人、そして、花だんやボーダーを愛する人、芝生を愛する人、誰もが参加できるという、とてもリラックスした日なのです。
週末に訪れた庭のレセプション。フラワークラウンを頭に乗せて出迎えてくれました。
ガーデンデーのシンボル
アイビーなどのつるものを使って、頭のサイズの輪っかを作り、そこに自分の好きな生花を巻きつけていきます。
身近な材料でできますが、日常生活ではなかなか作る機会がありませんよね。
子どもはもちろん、大人たちも皆、老若男女問わず、自分で作った花の冠をかぶり、庭を楽しむ文化、とてもイギリスらしいと思いました。
現代のガーデニングスタイル
ガーデンデーのポスターやチラシも、花に溢れた華やかなイメージ。「In your garden / On your balcony / Surrounded by your houseplants / On your allotment (庭でも、ベランダでも、観葉植物に囲まれた室内でも、アロットメントでも)」、どこでもお祝いできますとガーデニングを奨励しています。
そして、その写真をソーシャルメディアでシェアしましょうという、いかにも現代らしいガーデニングのスタイルと言えます。
著者プロフィール
白井法子 Noriko Shirai
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
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