オープンガーデン再び始まる

NGS(=The Yellow Book)ガーデン

昨年の今ごろは、新型コロナウィルスによるロックダウンで、NGS(National Garden Scheme = ナショナル ガーデン スキーム)のチャリティー活動はオンラインのみでした。
それでも、著名なガーデンデザイナーが個人庭を公開したり、200近くもの庭がバーチャルガーデンツアーを投稿したことは、イギリスが園芸大国であるということを改めて感じる出来事でした。

そんな中、今年は4月12日より、個人の庭をオープンし、紅茶やケーキで訪れる人々をもてなすことが許されるようになり、「オープンガーデン」が再開しました。
庭好きのイギリス人にとって、こんなに嬉しいことはありません。
丹精込めて育てた庭を見てもらいたい人、他人の庭を眺めてインスピレーションをもらいたい人、その人たちを繋ぐのが「オープンガーデン」なのです。

 

イエローブック


イギリス国内の見学可能な庭、3600軒以上の見どころはもちろん、オープンの日時や行き方が詳しく掲載されているガイドブックは、「イエローブック」という愛称で親しまれています。
また、この内容はNGSのウィブサイトにも組み込まれていて、訪問したい場所や日程を入れると、候補があがり検索できるので便利。
そして、今年から新たに加わったのは、コロナ対策で事前に予約が必要なこと…。
写真は、地域ごとになったイエローブックの小冊子。

 

The Old Hall in Market Overton, Rutland

 
週末に訪れたのは、石壁の美しい家の前方に広がり、美しい谷を見渡せる庭。
庭を堪能した後、この家のオーナーが経営する、名の通ったパン屋の美味しいケーキと紅茶を飲みながら、団らんする人々で賑わっていました。
コロナの前は当たり前のようにしてきたことに、改めて幸せを感じるひとときでした。

 

著者プロフィール

白井法子 Noriko Shirai

ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド2021春号』から、連載「A Life with Plants UK Style イギリス流 植物のある暮らし」がスタート。