フィリップ殿下に捧げられたリース

フィリップ殿下の葬儀

エリザベス女王の夫、フィリップ殿下が4月9日に亡くなられ、17日に葬儀が行われました。
会場は、ロンドン郊外のウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂。
「献花の代わりに、フィリップ殿下が支援してきたチャリティー団体に寄付をして欲しい」と、慈善活動が盛んなイギリスの王室らしいメッセージが出されました。
写真は、エリザベス女王からのリース。白で統一されたユリ(生まれ変わり)、バラ(尊敬/追悼)、フリージア(信頼)、ワックスフラワー(永遠の愛)、スイートピー(出発/お礼)とジャスミン(純粋さ)。
それぞれの花には70年以上も人生を共にされたフィリップ殿下への思いがこめられていたそうです。
写真:https://www.express.co.uk/news/

 

ハリー王子とメーガン妃が送ったリース


アメリカから駆けつけたハリー王子と懐妊中で自宅にとどまったメーガン妃がフィリップ殿下に捧げたというリースは、白が基調のリースがほとんどの中で、カラフルで目を引きました(写真右から2番目)。
1921年にギリシャで生まれたフィリップ殿下の家系に敬意を払い、ギリシャの国花である、アカンサス・モリス、英国海兵隊に所属していた時代を象徴する、エリンジウム(シーホリー)。その他、カンパニュラ(感謝/永遠の愛)、ラベンダー(献身)、ローズマリー(追悼/思い出)、そして、6月生まれのフィリップ殿下の誕生花であるバラもあしらわれ、思慮深さが感じられました。
写真:https://thejjreport.com/world-news/

 

ボリス・ジョンソン首相からのリースにも手書きのメッセージ。
写真:https://www.thesun.co.uk/news/

 

国中半旗を掲げて追悼


葬儀の翌朝まで、政府の機関だけでなく、国内各地で半旗が捧げられ、ユーモアに溢れたフィリップ殿下が国民に広く愛されていたことが伺われました。

 

著者プロフィール

白井法子 Noriko Shirai

ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド2021春号』から、連載「A Life with Plants UK Style イギリス流 植物のある暮らし」がスタート。