Looking back on 2020 〜助け合いと思いやりの2020年

今までと違ったクリスマス

『園芸ガイド2021冬号』でもレポートしたとおり、イギリス人にとってクリスマスは特別なものです。
通常なら、12月のひと月をかけてお祝いするところ、今年は家族や友人と家庭でお祝いできるのは25日の一日に限られました。
健康状態や年齢のため、一人でクリスマスを迎えざるを得なかった人々に対し、イギリス全土で例年以上の思いやりが見られました。

 

 

クリスマスの伝統行事

12月25日15時から毎年行われる、クィーンズピーチ。その年にあったことを振り返り、女王の立場で歴史的な出来事や印象に残ったことをお話します。この伝統は1932年から続いているそうです。
今年のエリザベス女王のスピーチは、あえて、新型コロナウィルスやパンデミックなどの言葉を使わずに、医療従事者への感謝を表し、人々が離れて過ごさなくてはならない中で、人々の絆が強まったという内容でした。

 

ガーデニングの力

世界中が苦しんだ2020年…新変種の出現で、まだまだ緊張と心配は続きますが、この一年を振り返り思うことは、「ガーデニングは人々の精神状態を安定させ、希望を持たせてくれる」ということ。
イギリスのガーデンは、生活に必要な場所として、そのほとんどが6月以降オープンしています。また、家で過ごす時間の増加から、ガーデニング人口が増え、健康へ好影響と環境保全が改めて見直されていることは、パンデミックの数少ない恩恵の一つと言えるでしょう。

Best Wishes for 2021

 

著者プロフィール

白井法子 Noriko Shirai

白井法子さん

ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。