遅ればせながら、あけましておめでとうございます。イギリスはここのところ雨ばかり。太陽は出ないし、風は強いし、どんよりしています。原種系のアイリスはつぼみがふくらみ始めたところ。スノードロップや早咲きのスイセンもしっかり葉が出ているものの花はまだ先。そこで、今回は園芸ガイド春号に掲載予定の、ベス・チャトーガーデンのナーサリーの様子をご紹介することにしました。
1960年後半にスタート
「適材適所の植物選び」を提唱し続けているベス・チャトーさんはガーデンがリビングカタログ(生きた手本)になるようにとの思いでプラントナーサリーをスタートしました。
2000種以上の植物を販売
環境に応じて、日当たり、日陰、乾燥した場所、湿った場所を好む植物などに分類された売り場は、欲しい植物がすぐに見つかります。
メールオーダーも充実
残念ながら、イギリスでも他社から購入した植物に自分たちのラベルをつけて販売するところがふえています。でも、ベス・チャトーのナーサリーはほぼ、ガーデンからのプロパゲーション(繁殖)によって成り立っています。珍しい植物を多く扱っているので、全国からメールオーダーが届きます。
著者プロフィール
白井法子
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス
『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。