タルトタタン(リンゴの焼き菓子)
「近所の人からたくさんリンゴをもらったから」と友人がデザートに焼いてくれたのはタルトタタンというリンゴの焼き菓子。
イギリスでは、アップルパイやアップルターンオーバー(煮リンゴをパイ生地で包んで焼いたもの)が主流ですが、フランスではリンゴの焼き菓子と言えば、タルトタタンなのだそう。
タルトタタンの作り方
友人の話によると、フランスに暮らしていたタタン姉妹がアップルパイを焼く際にパイ生地を忘れてしまい、あとから慌ててパイ生地を被せて焼き、ひっくり返して食べたというのがこの焼き菓子の始まりだとか。
「リンゴをお砂糖とバターで煮詰めて型に敷き詰め、パイ生地を被せて焼くだけだから簡単よ」と切り分けてくれました。
甘〜く柔らかいリンゴが口の中でとろけるようでした。
セイヨウグリ
もうひとつの秋の味覚、クリ。
イギリスでは「Sweet Chestnuts(スウィートチェスナッツ)=セイヨウグリ」と呼ばれています。
スウィートチェスナッツの木をイギリスに紹介したのはローマ人と言われているので、意外にも長い歴史があります。
ローストしてクリスマス料理に添えていただくのが伝統的な食べ方。
クリ拾い
友人の庭で、イギリスで初めてのクリ拾い!
たくさん拾って持って帰って来ました。
日本の甘栗のようなしっとり感はないものの、パスタソースに入れて食べるとなかなか美味しい。これなら栗ご飯もできそうです。
著者プロフィール
白井法子 Noriko Shirai
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
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