ミツバチにやさしい庭
先週の金曜日から、イギリスではスーパーマーケットや小売店でもマスクの着用が義務付けられるようになりました。
日本ではマスクを付けることは日常化していますが、イギリスではその習慣はまだまだ定着していません。
マスクの着用は、文化の違いはもちろん、過去に伝染病が大流行したかどうかなど、いろいろな要素が絡んでいると感じます。
さて、コロナの話はこれくらいにして、今回はミツバチの話題。
「見た目に美しいだけでなく、昆虫にもやさしい庭を作ることが自然環境を守ることにつながる」というのは、イギリスに住むガーデナーの中では周知の事実です。
何を植えたらいい?
ミツバチは、一重のシンプルな花を好みます。
八重の花は、花びらが多すぎて、花蜜や花粉のある花の中心部にたどり着くことができないからです。
ミツバチの種類によって活動時期も違うので、年間を通して、庭に花が咲いていることも大切です。
そして、ミツバチの好む植物をバラバラではなく1カ所に植えることで、ミツバチが訪問しやすい環境を作るそうです。
ワイルドフラワー
イギリスに自生している植物は、やはりミツバチたちにとって食料の宝庫。
また、自生する=環境にあっているという意味なので、育てるのに手がかからないのも嬉しいところです。
写真はLythrum salicaria(エゾミソハギ)で、土手や池の周りにも自生している、イギリス人に愛されるワイルドフラワーのひとつです。
著者プロフィール
白井法子 Noriko Shirai
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
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