フェンスやトレリスの色

濃い色・薄い色

庭を訪れていつも思うのが、フェンスやトレリスの色で印象がガラッと変わるということです。
以前、チェルシーフラワーショウを訪れた際、ガーデンファニチャーを販売する会社の人と話すチャンスがありました。
その際、フェンスやトレリスの色を選ぶ際に気をつけたいポイントを教えてくれました。
フェンスやトレリスを濃い色で塗ると、その空間全体が大きく見え、薄い色で塗ると、逆に小さく見えるそうです。
その理由は、濃い色は景観を引き立たせ、薄い色は目線を手前に引く効果があるから、とのこと。
その時、「濃い色だと、庭の中で目立ち、薄い色だとブレンドするので、結果は逆なのでは?」と思ったことを覚えています。

 

庭の植栽との相性


もし、フェンスやトレリスを庭の中で目立たせ、メインフィーチャーのように使いたければ、庭の中で使われている植物に入っていない色を選ぶことが秘訣だそうです。
例えばフェンスやトレリスを黒で塗ると、植栽の背景となり、植物がより引き立ちます。
逆に、もっとも一般的とも言えるガーデングリーンと呼ばれる、ちょっと濃い緑色を使うと、ほとんどの植物の葉っぱの色に近いので、ナチュラルな感じに仕上がります。

 

クールな印象

 
ここ最近は、フェンスやトレリスをブルーやグレーに塗ってあるのをよく見かけます。白や木材の色をそのまま使うと伝統的なイメージになりますが、ブルーやグレーはポップでモダンな感じに仕上がります。

 

著者プロフィール

白井法子 Noriko Shirai

白井法子さん

ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。