スカルプチャーガーデン

社交はまだアウトドアが主流

これまで以上にアウトドアスペース(屋外)が社交の場として利用されているイギリス。
ロックダウンは解除され、2世帯までは室内で会うことも許されていますが、やはり室内は感染の危険度が高いことから、親戚や友達と会うのも、屋外が圧倒的に多い傾向にあります。
庭のところどころにインストールされたモダンアートが訪れる人を楽しませてくれる「スカルプチャーガーデン」は中でも人気。

写真は、Garland Necklace by Owen Bullett
この作品は、RHSのチャッツワースガーデンショウで発表されたもの。
ロンドンに拠点を置く、オーウェン・ブレットのコンテンポラリーウッドワーク(現代的な木製細工)のひとつです。

 

バーリーハウス

 
訪れたのは、リンカンシャー州にあるBurghley House(バーリーハウス)。
エリザベス一世の第一の側近として40年近くも仕えたというウィリアム・セシルの邸宅で、お屋敷はもちろんのこと、造園家ランスロット・ブラウン(通称、ケイパビリティー・ブラウン)による広大な風景式庭園も必見です。

バーリーハウスのスカルプチャーガーデンには、樹木と一体化したような人間の形のオブジェ(BALANCE by Sophie Dickens)やアルミニウム製のオブジェ(ELICOIDE by Michelle Ciribifera)があり、一日を通して変化する影を観察できます。

 

こちらはスカルプチャーガーデンのワイルドフラワーメドウ。
美術館やギャラリーで見るアートももちろん素敵ですが、庭で見るアートは、空はもちろん、樹木や芝生、土地の起伏が作品を邪魔することなく、包み込むようにサポートしているようで、自然の力は偉大だと感じます。

 

著者プロフィール

白井法子 Noriko Shirai

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。