ワイルドフラワーターフ

ワイルドフラワー

様々な自然環境に自生する野生の花。
その強さはもちろん、ミツバチやチョウなどの昆虫や野生動物にやさしい環境を提供することから、その人気はますます高まっています。
6月は道路脇に咲くワイルドフラワーが美しい季節ですが、新型コロナウイルスによるロックダウンによって、例年に比べて勢いが旺盛だと言われています。
というのは、道路脇の土手などの芝を刈る市町村のスタッフが不足していることから、通常なら芝刈り機で刈り込んだ後に出る芝の下に埋もれ、生き延びられないワイルドフラワーが奮闘しているそうなのです。

 

インスタント効果

個人庭でワイルドフラワーメドウ(草原)の景色を作り上げようとする場合、「ワイルドフラワーシードミックス」がよく使われます。
様々なワイルドフラワーが春先から秋頃までずっと花を楽しめるようにタネがミックスされたセットですが、「ワイルドフラワーターフ」というものがあることを最近知りました。
「ターフ」とは、芝のことですが、「グラス(芝)」に比べ、単に「切り芝」を指すことが多いような気がします。
その言葉通り、四角く切り取られたワイルドフラワーシートで、インスタントにワイルドフラワーメドウを作ることができます。

 

ワイルドフラワーターフを庭に

とあるガーデンデザイナーが手がける庭の一部の写真です。
樹木の周りに「ワイルドフラワーターフ」を敷き詰め、その周りを普通のターフ(芝)で囲んであります。
こうすることでワイルドフラワーがより引き立ち、全体がすっきりと見えるデザインになります。

 

著者プロフィール

白井法子 Noriko Shirai

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。