一段と美しい庭

どうぞ中に入って

自宅から車で10分ほど離れた村を散歩していると、レンガの壁に這うつるバラがあまりにもきれいなので、立ち止まって眺めていました。
すると、「どうぞ中に入って、もっとバラを見て行きませんか?」と、その家のご主人が2階の窓から親切に声をかけてくださいました。

 

家の雰囲気にマッチする庭

玄関から出てきてくれた奥様と一緒にゲートをくぐって裏庭に入ると、家の雰囲気にぴったりとマッチした庭に思わず声をあげてしまいました。
美しく刈り込まれたツゲのボールやローズマリーなどの骨格のしっかりとした植物、そして、フロントガーデンにも劣らないつるバラ。
ゴールドの雌しべ、ソフトピンクからペールピンクに変化する花びら、そのバラは‘オープン アームズ’という品種だと知りました。
また、オレンジやキイロのカリフォルニアポピー(ハナビシソウ)が存在感を放っていました。

 

生活習慣の変化

パンデミックに入ってから、人々の生活習慣は確実に変化しています。
人々の日常生活は以前に比べ、より健康的になっているのは、世界共通ではないでしょうか。
イギリスは、もともとウォーキングやサイクリングを楽しむ人の多い国ですが、その数はさらに伸び、家で過ごす時間が増えていることからガーデニング人口も増加しています。
そして、今年はしっかりと愛情をかけてもらっているからか、各家庭の庭が一段と美しいと感じます。
パンデミックがもたらす、家庭レベルでのプラスの影響と言えるでしょう。
キャンセルになっていたNGS(イエローブック)のオープンガーデンなどもようやく開き始めました。

 

著者プロフィール

白井法子 Noriko Shirai

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。