イギリスにもようやく明るい兆しが

1日1回のお散歩

3月23日のロックダウン宣言から、すでに6週間が経とうとしています。
今週には、滞っている経済を立て直すためのプランが打ち出され、6月から学校も少しずつ再開するのではという声も聞かれ始めました。
やっとピークを超え、明るい兆しが見えてきたイギリスですが、一般公開しているガーデンやガーデンセンターのオープンにはまだ時間がかかりそうです。
許されている1日1回のお散歩で、季節の花や野生動物に触れることは、人々にとって、これまで以上に貴重な時間です。
写真は、白壁に映えるベニカノコソウ(Centranthus ruber / Centranthus ruber ‘Albus’)。
イギリスでは、通称ヴァレリアン。

 

ライラックが旬

ロックダウンが始まるまでは、日々の生活に追われ、車でサーッと通りすぎていた場所も、歩いて見ると季節の花が香りを放っていることに気がつきます。
ライラックはイギリスの家庭によく植えられている樹木のひとつで、写真のようにフェンスを越えて、そばを通り過ぎる人々を楽しませてくれます。

 

医療関係者にエールを


イギリスの医療は、政府が運営するNHS(National Health Service)という、国民保険サービスでまかなわれ、処方箋や歯科を除いては、原則的に無料で提供されています。
最前線で国民の命を救うために働いているNHSのスタッフに対する感謝の気持ちを表そうと、毎週木曜日20時に、拍手をするのが国中で定着しています。
各家庭の玄関先や窓を開け、拍手だけなく、フライパンを叩く人も。
みんなで団結して闘おうとするイギリス国民の一体感を感じます。
写真は、ロックダウン中で止まったままの車内から、NHSを応援する電飾、虹やハート。

 

著者プロフィール

白井法子 Noriko Shirai

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。