この春いちばんの気温

イギリス南部では22.2度という、この春一番の気温を記録した暖かい日曜日でした。海辺や庭に行きたくなる気持ちをグッと抑え、外出を自粛しているイギリス国民に対してのエリザベス女王のメッセージは「より良い生活がきっと戻って来ます。団結して打ち勝ちましょう」。精神的にも、経済的にも、これだけたくさんの人々を苦しめている新型コロナウィルス。どんなに寒い冬でも、春には草花が芽吹くことを思い出させるような内容でした。

一日一回、軽運動のために許されている外出では、普段なら気に留めずに見逃してしまいそうなことが目に入って来ます。夕日を受けた美しいヤナギの芽吹き。

園芸業界への打撃

 

この状況の中、ガーデニングを楽しむ人口が増えていることを前回のブログで書きました。実際に、植物ナーサリーのオンラインショッピングは、スーパーマーケット同様に、アクセスが集中する結果、パンク状態になり、サイトを休止しているところも少なくありません。ただ、そうは言っても、植物をオンラインで販売するには限界があります。また、大手のガーデンセンターは、インターネットよりも、実際に来店する顧客に頼っているため、さらに打撃が大きく、スタッフの人員も削減しているため、在庫管理がどこまでできるのか…厳しい状況です。

「何百万という、植物や低木、樹木が廃棄される可能性があります…」
BBCのニュースより。https://www.bbc.co.uk/news/business-52098436

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。