The Flower of Hope(希望の花)

先週一週間は、突風が吹き抜け、時に大雨が降り、イギリスのお天気はまだまだ落ち着きません。先週の日曜日は外に出られないほどの強風だったので、今週こそはと小雨の中、近くのスノードロップを見に行きましたが、ゲートには「Due to high winds CLOSED(強風のため閉園)」というサイン。毎年、スノードロップを見に何千人もが訪れる庭なので、芝生の傷みなどを懸念したのも理由の一つだと考えられます。スノードロップといえば、白いカーペーットのように咲く姿が印象的ですが、この庭では、ハンギングバスケットにして吊るした珍しい姿を見られるので、ぜひレポートしたかったのですが残念。ホームページから写真を拝借しました。

@Easton Walled Gardens


ストーン製のアーンに入ったスノードロップの可憐な寄せ植え。

@Easton Walled Gardens

イギリスにはいつ?


もともとヨーロッパ本土に自生しますが、イギリスでは16世紀初頭にはすでにオーナメンタルプランツ(鑑賞用植物)として育てられていたという記録があるそうです。以前、ブログでもご紹介した通り、「聖燭節(キリスト生誕から40日目に当たる2月2日)の日、器にスノードロップをたくさん入れておくと、純白の花が家を清めてくれる」という言い伝えから、修道僧がイタリアから持ち帰ったという説もあります。この時期に散歩をしていると、写真のような風景によく出会います。

国民に愛される花


春の訪れを告げる白花は、「Flower of Home (希望の花)」として、イギリ人にこよなく愛されています。年々ファンが増えていますが、湿気を好む性質なので、地球温暖化によって、水分が足りずに、いずれ、減少していくのではないかと懸念する声もあります。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。