温故知新〜The Newt with 吉谷桂子さん

今年の 8月にオープンしたばかりのThe Newt in Somerset (ザ・ニュート・イン・サマーセット)。ロゴにもなっている‘イモリ’という名前のカントリーエステイト(=田舎の大きなお屋敷)で、ホテル、ガーデン、レストラン、スパだけでなく、森もある極上の場所です。

園芸ガイドでもおなじみの吉谷桂子さんと一緒に訪れる機会に恵まれました。ガーデン&ファッションデザイナーの目から見た感性に満ちた感想はこちらから。

https://www.dinos.co.jp/garden/keiko_yoshiya/post-20191213.html
https://www.dinos.co.jp/garden/keiko_yoshiya/post-20191214.html
https://www.dinos.co.jp/garden/keiko_yoshiya/post-20191215.html

この庭の貴重な前身(ハドスペンガーデン)を知る吉谷さん。到着する前は「思い出が蘇って泣いちゃうかも」とおっしゃっていましたが、「あまりの見事な変貌にセンチメンタルな気持ちがぶっ飛んだ」というその言葉が全てを表しています。

ガーデン


私は一足早く、The Newtを後にしたので、庭を堪能する時間はなかったのですが、この写真から、古いものと新しいもの美しい融合が感じられました。大きなガラス張り、シースルーのジムの前には、キッチンガーデン。珍しい組み合わせですが、見事に調和していました。

ホテル


現在はホテルになっているHadspen House(ハドスペンハウス)が建てられたのは1687年。この300年以上も前に建てられたファミリーハウスは、ジョージアン形式の美しさを保ちながら、コンテンポラリーな家具やアートで、ドキドキするような空間に生まれ変わっています。

レストラン


アルフレスコ(戸外で)な感覚で食事できるスペースもあります。メニューも、一つ一つこだわったネーミングでその完璧さにため息。

スパ


室内屋外両方のプールがあって、日常を完全に忘れてくつろげる空間。ハーブティー、ライム、レモン、オレンジのインフューズドウォーターも常備。


YOU CHOOSE YOUR EXPERTS – PEOPLE WITH THE STRENGTHS YOU LACK – AND THEN YOU ORCHESTRATE THEM TO MAKE A WHOLE. YOU HAVE TO BE COMPLETELY CLEAR ABOUT WHAT YOUR STYLE IS.

「最高の効果を上げられるよう、自分の持ち合わせない能力を持つ人を厳選し、巧みに調整しながら完全なものを創る。その中で、自分のスタイルをはっきりさせておくことが大切」

オーナー夫人で、インテリアを担当したKaren Roos(カレン・ルーシュ/ロース)さんの言葉として、イギリスのインテリア誌HOUSE & GARDENの中で紹介されていました。改めて庭の取材に行きたいという衝動にかられるほどの場所でした。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。