チェルシーフラワーショウからも判るジン・ブーム

ちょっと苦味がありながらも爽やかな香りのする「ジントニック」は、女性にも人気の飲みやすいカクテル。「ジン」は、コニファーの仲間である、ジュニパー(セイヨウネズ)の実を香りづけに使う蒸留酒です。イギリスの「ジン」ブームの中で、こだわりを持って生まれた少量生産のジン=クラフトジンが注目されています。お洒落なボトルに入ったジンは、クリスマスプレゼントにも重宝されそうです。写真はガーデンセンターのクリスマス・スペース。


チェルシーフラワーショウ2019でもSpace to Grow部門には、ジンの会社がスポンサーの庭が、2つも出展されていました。どちらの庭も、水の流れを取り入れたモダンなデザイン。写真:RHS / Sarah Cuttle

 

Silent Pool Gin Garden(サイレント プール ジン ガーデン)


ジュニパーの盆栽がフォーカルポントに。グリーンルーフには、水生植物を起用。「サイレント プール」は、イギリス・サリー州の田園地方の湖畔に蒸留所をかまえ、湖の水で作れるジン。ジュニパーの他にも、ラベンダーやカモマイルなどで風味づけ。写真:RHS / Sarah Cuttle

 

The Roots in Finland Kyrö Garden
(ザ・ルーツ イン フィンランド キュロガーデン)


シラカバ、ジギタリスなど、フィンランドのカントリーサイドをイメージした植栽。フィンランドの国花でもあるスズランを下草に。

写真:RHS / Sarah Cuttle

 

「キュロ」は、フィンランドのさびれてしまったチーズ工場を変身させた比較的新しい蒸留所。ライ麦ベースで、ジュニーパーの他、シラカバの葉やクランベリーなどの風味が加わっているそう。写真:RHS / Sarah Cuttle

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。