気になるエキウム

一見、多肉植物のような雰囲気ですが、写真はEchium wildpretii (エキウム・ウィルドプレッティ) の苗。イギリス人の旅行先の定番の一つでもあるスペイン領のカナリア諸島固有の植物のひとつで、背丈が2〜3メートルになるとも言われ、印象的な渋紅色の花を咲かせます。英語の流通名は、タワー・オブ・ジュエル(宝石の塔)。イギリスには、エキウムだけを扱っている、Echium Worldというナーサリーもあり、「今年の苗は全て完了しました」とあるので、人気のようです。http://www.echiumworld.co.uk/

プラントファインダー


この苗は、先週のブログでご紹介したガーデンに付属のナーサリーにおいてありました。RHS(英国王立園芸協会)の「プラントファインダー」でエキウムを検索すると、デボン、コーンウォールなどの南の地方のエキゾチックな植物を扱うナーサリーが上がってきます。このプラントファインダーとは、とても便利な‘道具’で、探している植物を学名で入力すると、イギリス国内の登録しているすべてのナーサリーの中から、その特定の植物がどこで買えるのかの道標になります(書籍とウェブサイトの両方あり)。

庭の中で表情豊かに


こちらは、同じエキウムの仲間、Echium pininana(エキウム・ピニナナ)。ツリーエキウムとも呼ばれる一番巨大化する品種で、5〜6月にムラサキ花を咲かせる。


ユーフォルビアやアガベ、ブロンズフェネルなどの乾燥に強い植物と相性がいい。アイスキャンディのようにそびえ立ち、庭に表情を与えます。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。