ハーブを縁取りに

ハーブと一言で言っても、料理やお茶などの飲み物に使えるもの、病害虫を防いでくれるものなど、用途や効用はさまざまです。ついつい、「暮らしに役立つ植物」として扱ってしまいますが、庭の中での鑑賞価値も高く、花壇の縁取りやヘッジ(生垣)として、庭のストラクチャー(構造)的な役割も十分に果たしてくれます。

ラベンダー

ツゲの代わりにラベンダーを使った生垣。排水のいいグラベル(砂利)に植えることで、こんもりと繁る姿が強調されます。ラベンダー‘ヒドコート’は、よりコンパクト。一緒に植わっている銅葉の植物はメギ。まだ小さい苗ですが、成長すると、銀葉とのコントラストが映えるでしょう。

サントリナ


コットンラベンダーと呼ばれ、ラベンダーにも負けないアロマチックな葉を持つサントリナ。レンガの壁の前に、ずらっと並んだ生垣は、常緑なので手もかかりません。


ベンチの縁に植わったサントリナ。腰掛けると、ふわーっと香りが広がり、ボタンのようなキイロの花が咲くと、ボーナスのようにさえ感じます。

ネペタ


アーチのような姿は、花壇の縁取りに最適。他の宿根草に比べ早く咲き始め、花後に切り戻すことで、2度咲きするのも嬉しい。バラとの相性も良く、ミツバチが集まることから、イギリスでは、庭のマストアイテム。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。