比較的暖かかった今年の冬。先週初めてマイナス7度の予報が出て、その翌朝、イギリスのほとんどの地方が氷に包まれました。その前日までは元気に咲いていたルドベキア‘ダブリン’(Rudbeckia ‘Dublin’)もまるで砂糖菓子のようです。
ガーデンも冬の顔
四季咲き性のバラはまだつぼみや花をつけていましたが、この霜で葉まで凍ってしまいました。後方のつげの刈り込みも全体にうっすらと霜がかかり、普段とは違った顔を見せます。冬にしか見られないひっそりとした美しさです。
霜のかかったイヤリング
ヒマラヤンハニーサックル、またはフェザントベリー(Leicesteria formosa)と呼ばれるハンサムな低木。ユニークな形の大きめの葉、バーガンディーカラーの花、鳥を魅了する実と三拍子揃っています。霜が降りると、イヤリングのような花はより魅力的に。
バードフィーダーも真っ白に
陶器製のバードフィーダーも真っ白。フロストプルーフ(対霜保証)はこうしてしっかりと実証されています!寒くなると、自然界に食べるものが少なくなるので、鳥たちはバードフィーダーを頼って庭に集まってきます。
著者プロフィール
白井法子
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス
『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。