今年は猛暑と言われ、チェルシーフラワーショウやハンプトンコートフラワーショウの頃は太陽が燦々と輝き、バラなどの植物も例年に比べて早いと言われていました。しかし、このところ、一気に気温が下がり、雨も手伝って、秋の気配さえ感じられるイギリスです。8月14日まで、ロンドンで行われていた世界陸上では、予想外の寒さに実力を出し切れなかった選手もいるそうです。リンゴもすでに色づいてきました!友人宅では、暖炉に火を入れたという話も。。。
ダリアも満開
ダリア‘ビショップ・オブ・ランダフ’は真っ赤な花とダークな茎と葉とのコントラストが魅力の品種。いつもなら、こんなに満開になるのはもう少し遅いような気がしますが、涼しくなったからか、花芽がどんどん上がっています。手前のユーフォルビア‘エクスカリバー’の葉も紅葉。
グラスの花穂
前回のブログに書いたオーナメンタルグラス。今年はグラス類も花穂をつけるのが全体的に早いように感じます。スティパ・テヌイッシマ(エンジェルヘアー)もすっかり花穂が上がり、風になびいています。中央のアンバーイエローのクロコスミアはコンパクトな花姿が嬉しい‘ジョージ・デイビソン’。
ハーブは花も楽しもう
食用ハーブは、花が咲く前に思いっきり切り戻し、フレッシュな葉を改めて楽しむことが奨励されます。でも、ハーブの花も庭に色を添えてくれる大切なエレメント。タイムやオレガノなどの花は、砂利を使ったグラベルガーデンと相性抜群です。
著者プロフィール
白井法子
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス