コロナ渦でも充実の園芸生活

Ornithogalum sp
星形の白い花がきれいで大好きで
いろいろな品種を集めてしまったオーニソガルム。

 

外出自粛のおかげで庭時間が増加

今年の花の撮影シーズンはコロナ騒ぎでほとんど何もできなかった分、久しぶりにゆっくりとお宝のオールドローズを堪能できたり、毎日のていねいな水やりが功を奏したのか、クレマチスも皆たくさんの花を咲かせてくれました。
本業の仕事は思うようにできませんでしたが、それなりに楽しい6月を過ごせたと思います。
そんな6月も終わって花はすっかり終わってしまい、7月はバラの消毒やらお礼肥やら、クレマチスの切り戻し、最近増えてしまった球根類の植えかえなど、一見地味な作業の日々ですが、これがまた嫌いではないので、引き続き外出自粛中の7月も園芸三昧の日々が続きそうです。

 

ペラルゴニウムやオキザリスの球根の植えかえ

まずは、大木ナーセリーさんの撮影の度に少しずつ頂いたりした(ちゃんとお支払いしたのもありますから、念のため)ペラルゴニウムやオーニソガルム、オキザリスの球根類の作業です。
ロングのプラ鉢が大きくなった球根でパンパンになっているので、これを鉢から出してみると、開花した球根の脇に中くらいの球根、小さな赤ちゃんのような球根がびっしり入っていたりしてまるで玉手箱のようです。
開花した球根はまた新しい培養土でプラ鉢に植えかえて、中くらいは中くらい、赤ちゃんサイズは赤ちゃんサイズで、それぞれ平の素焼き鉢に植え込み、よしずをかけた暗く涼しい夏仕様の棚に戻します。
昨年の11月からずっと咲いていた宮崎のビオラも少しだけタネが採れたので、お茶の葉を入れるティーバック用の袋にいれて冷蔵庫の野菜室にしまいました。

 

原種シクラメンの採種とタネまき

いよいよ残るは大量のシクラメンです。
ヘデリフォリウムは本当に売るほどあるのに、葉の模様のきれいな子を見つけるとつい手に取ってレジに並んでしまう“ヘデリフォ病”を発症してしまっているので(笑)、手に負えません。
コウムも「高崎クリスマスローズガーデン」の富澤さんのところに撮影に行った際、ピンクの花に白いストライプの入る珍しい花を見つけてしまい、これもふえて大変な事になっています。
そんな大切な子たちがたくさんタネをつけてくれました。
お宝のシクラメンですから、採れたタネは粗末にすることはできません。
それぞれわかるように5号の平の素焼き鉢にラベルをつけて、60~70粒くらいまくのですが、そんな鉢が15鉢くらいできてしまって、置き場をつくるのが大変でした。
去年まいた球根も大きくなりぶつかってしまっているので植えかえてあげないといけないのですが、そういう鉢も10鉢くらいあるし、あ〜目がまわる……と思っていたら、今度はプルプラセンスが良い香りをさせながら次々と咲きだしました。
プルプラセンスはシクラメンの中で唯一の常緑の品種で、6月くらいから古い葉が枯れてくると新しい葉が伸びてきて、それと同時につぼみも上がってきます。
花は7月ごろと冬の1年に2回咲き、葉の模様も美しいし、香りもとても良いおすすめの種です。
まだお持ちでない方はぜひいかがですか?

 

もうしばらく植物とともに過ごす日々を

今年は天候が不純で涼しい日が多かったせいなのか、同じく原種シクラメンのグラエカムが動き出したり、ヘデリフォリウムがいくつも咲きだしたりしています。
外の塀沿いの四季咲きのバラは5月からずっと咲いているし、クレマチスもいくつかの品種は2回めのつぼみをつけてくれています。
世の中の人は外出ができなくて暇でしょうがないなんて言っているようですが、僕は幸いに朝から晩まで庭を行ったり来たりしているうちに一日が終わってしまうという、幸せな毎日を送っています。

 


Pelargonium burklyi
花も、かわいい葉もきれいで、いうことなしで大好きなペラルゴニウム。

 


Cyclamen purpurascens alba
花が少なくなってくるこの時期に咲いてくれる貴重なシクラメン。
クリスマスツリー模様の葉で、香りも抜群です。

 


Cyclamen purpurascens
濃いピンクの美しい花が咲きました。葉はシルバーリーフ。

 


大賀ハス
うちのすぐ近くの東大のグランドは、以前は東大の農業研究所があった場所。1951年にここで発見された一粒のハスの実から2000年の時空を超えて大賀博士が咲かせた古代ハスです。
千葉市の花にもなっている美しいハスを撮ってみました。

 

著者プロフィール

今井秀治  Hideharu Imai

4g_mg_2109

フリーのフォトグラファー。
旅行雑誌の取材で行ったイギリスで、ガーデニングの魅力にはまり、仕事も園芸雑誌が中心に。
「趣味はバラとクレマチス、クリスマスローズの収集。最近は小球根も加わって、庭は足の踏み場もない状態です。主婦の友社の『ガーデンローズカレンダー』は毎年好評でライフワークのようになっています」
https://www.facebook.com/hideharu.imai