京成バラ園の魅力を再発見

京成バラ園に新たにできた花壇のひとつ「アルテミスの花園」は、
落ちついた柔らかい色彩や質感のバラと草花を合わせた癒しの庭

 

自粛にともない、今年は県内だけで撮影

自分の人生の間に100年に1度クラスのウィルスのパンデミックが起こるとは想像すらしてなかっただけに、この1カ月は本当に疲れました。
僕の場合は花の撮影が仕事ですから、トップシーズンの5月の外出自粛は本当に辛かったです。
いつもの年なら今ごろは首都圏の撮影を終えて、愛知県のお庭に行って、滋賀県のローザンベリー多和田さんに移動して、そのあとは岐阜県の花フェスタ記念公園から長野県へ。
さらに北上して越後丘陵公園でヘトヘトになるまでバラを撮って、ラストは栃木県のコピスガーデンまで…という、長いけれど楽しい撮影旅行の真っ最中のはずでした。
が、今年は千葉県から出る事すら出来ずに途方に暮れていました。

 

救世主の京成バラ園!

そんな中、唯一いつも通りに「いつでもどうぞ」と言ってくださったのが「京成バラ園」さんでした。
京成バラ園のヘッドガーデナー、村上敏さんもお客さまのいないバラ園は初めての経験だそう。
「丹精こめて手入れしたバラをお客さんに見てもらえないのは本当に残念です。毎日来てもよいですから、今井さん、写真だけでもたくさん撮ってあげてください」という言葉をいただき、嬉しくて5月は7日も京成バラ園に通いました。
いつもの年なら、なるべくたくさんの写真を撮りたいので、満開のバラ園に着くなり急いで走り回って撮影をしていましたが、今年は4~5日おきのバラ園なので、余裕をもってゆっくり撮影することができました。
おかげでいつもと違ったコースで園内をまわってみたり、今まではあまり気にとめなかったバラの魅力に気づいて撮影したりと、本当に京成バラ園さんに感謝感謝の5月でした。
今年、新たにできた村上さんデザイン制作の2つの「バラと宿根草の花壇」も、とてもきれいで見応えがありますよ。

 

6月から京成バラ園も入場制限つきでオープン

その京成バラ園も6月1日に入場制限つきですがオープンします。
事前にスマートフォン限定の電子前売券をご購入いただいた方のみ入園できるそうで、当日券の販売はないとのことです。
詳しくは京成バラ園のホームページでご確認ください→

1ヶ月以上ずーっと家にいて運動不足になったり、パソコンの画面ばかり見ていた皆さん、バラ園はまだまだ見ごろですから、きれいなバラを見て、良い香りをかいだりして、リフレッシュしに是非バラ園に足を運んでみてください。

 

こちらも村上さんプロデュースの「アポロンの箱庭」。華やかな色彩や硬い質感のバラと草花を合わせた力強い元気あふれる庭園です。

 


ベル イシス
「いちばん好きなバラは?」と聞かれたら「ベルイシス」と答えることにしているくらい好きなバラ。

 

ステファニー グッテンベルグ
2011年 タンタウ作出
ふんわりとした房咲きで香りもよいフロリバンダローズ。

 

スピネル
京成バラ園芸さんの新品種、赤からブルーイングして一房の中でグラデーションが美しい。

 

エメ ビベール
4月の気温が低かったため、とても美しく咲いていたノアゼットローズ。

 


フランボワーズ バニーユ
2010年 メイアン作出
ローズピンクとピンクの絞りの美しいつるバラ。

 

著者プロフィール

今井秀治  Hideharu Imai

4g_mg_2109

フリーのフォトグラファー。
旅行雑誌の取材で行ったイギリスで、ガーデニングの魅力にはまり、仕事も園芸雑誌が中心に。
「趣味はバラとクレマチス、クリスマスローズの収集。最近は小球根も加わって、庭は足の踏み場もない状態です。主婦の友社の『ガーデンローズカレンダー』は毎年好評でライフワークのようになっています」
https://www.facebook.com/hideharu.imai

『2020 ガーデンローズカレンダー』の
ご注文はこちら→