今年もやっぱり! 「冬こそ園芸シーズン」

Helleborus atrorubens hyb
アトロルーベンス系オーレアのダブル
この赤は今までにない色でこのダブルは、
ハウスの中でもいちばん目立っていました。

 

11月から大好きなシーズンが始まる

昨年11月末に育種ビオラを見に、宮崎県の小さな園芸店「アナーセン」の取材に行ったのが、僕のシーズンの始まりです。
宮崎では‘蒼いウサギ’のコオロギノブコさん、‘レディ’が人気の石川園芸さん、‘エボルベ’を作出した大牟田さんのハウスにお邪魔しました。
ため息がでるほどかわいいビオラをたくさん撮影させてもらい、パンジー&ビオラの個人育種家の川越ROKAさんのお話も聞き、頭の中はもうビオラ一色になって帰ってきました。

 

もう一人の冬のスターも動き出した

それからしばらくは宮崎から届いたかわいいビオラたちの観察の毎日でしたが、12月も半ばをすぎてくると今度はどこからともなくクリスマスローズの話題が耳に入ってきました。
庭のクリスマスローズの鉢をのぞき込んでみると、愛らしいつぼみが頭をもたげ始めています。
この〝冬の園芸の2大スター〟が登場するようになると、毎朝の庭の観察がいよいよ忙しくなってきます。

 

冬の花たちに会いに行く撮影の旅は続く

年が明けると我が家の庭でも、ほかの庭でもクリスマスローズもどんどん咲きだすし、高崎クリスマスローズガーデンからはスノードロップや原種のスイセンも咲きだしたと連絡をいただいて急いで撮影に行きました。
小さなポットに入った原種のスイセンの黄色い花が春の訪れを告げているようでいよいよ園芸シーズンも本番です。
高崎まで行ったので、原種スイセンの撮影のあとは、‘ドラキュラ’などのパンジー&ビオラの育種や生産で有名なサトウ園芸さんへ。
親株候補のかわいらしいビオラたちを夕方まで撮影させていただき、翌週には横浜セレクションの笈川さんのハウスできれいなビオラを撮らせていただきました。

そしてその2日後には再び宮崎へ。
アナーセンの個人育種家パンジービオラの作品展で、最新のパンジー&ビオラを満喫。
かわいい花からゴージャスなものまで、育種ビオラのバラエティーの豊富さに改めて驚かされました。
宮崎から帰ってくると、今度は山梨県の大木ナーサリーさんです。
『園芸ガイド』の記事でもおなじみの、クリスマスローズと僕の大好きなケープバルブのナーサリーさんです。
大木さんの今年のイチ押しというクリスマスローズに驚いたり、かわいらしい小球根の花にうっとりしながらの撮影は本当に楽しい時間で、この時期の撮影がいちばんだなとつくづく思いました。

2月も池袋サンシャインのイベントが終わると、クリスマスローズの開花もピークを迎え、知り合いの SNSもクリスマスローズ一色、自慢の花が並んでいます。
このあと、各地のクリスマスローズフェアも終盤を迎え、気温も上がって季節は一気に春めいてきます。
庭の花もチューリップや花木へと続いて行くわけですが…。
僕的にはもう少し、春少し前のちょっとひんやりした空気の中で、ビオラやクリスマスローズ、小球根や山野草のような可愛らしい花たちを眺めながら、のんびりとした撮影をしていたい気分です。

 

Laperousia pyramidalis ssp pyramidalis
ラペロイジアの花はどれもきれいだけど、このピラミダリスは格別にきれい。

 

Oxalis obtusa Cerise Stone
オキザリスは今いちばんお気に入りの花。

 

Oxalis Pink Wheel
この子も、花も葉も咲き方も全部好きです!

 

Galanthus elwesii
高崎クリスマスローズガーデンで撮影の後、ハウスの裏のスノードロップの置き場所に連れて行ってもらい、「変わった花があるかもしれないから探してみたら」と言われて探してみたら、こんなお宝が見つかりました。
普通のエルウェシーは花弁が白なんだけど、この子は花弁の先が緑。こんな変異がたまにあるらしい。

 

著者プロフィール

Hideharu Imai 今井秀治

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フリーのフォトグラファー。
旅行雑誌の取材で行ったイギリスで、ガーデニングの魅力にはまり、仕事も園芸雑誌が中心に。
「趣味はバラとクレマチス、クリスマスローズの収集。最近は小球根も加わって、庭は足の踏み場もない状態です。主婦の友社の『ガーデンローズカレンダー』は毎年好評でライフワークのようになっています」
https://www.facebook.com/hideharu.imai

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