真夏に開花した原種シクラメン・ヘデリフォリウム

C.hederiforium
原種シクラメンを好きになってもうずいぶんたちますが、
7月半ばにヘデリフォリウムが咲いたのは初めてです。

 

切っても切れない植物と天候の関係

このブログの書き出しは天候異常からと決めているわけではないのですが、数日前にニュースになったパリの最高気温42度はあり得ない話ですよね。
以前、取材でイギリスに行ったときに、「日本みたいに暑い国でよくバラなんて咲かせているね」と言われたことがありますが、その暑い国の館林よりも熊谷よりもパリの方が暑いなんて信じられないことです。
思い返せば日本も、5月の北海道で最高気温35度になってその日は沖縄より暑かったとか、梅雨に入った関東では寒い雨の日が続いてほとんど日照がなかったとか‥…。
ただ、涼しかったおかげか蚊も少なくて、僕は秋咲きの球根の植えかえがスムースにできたから悪くはなかったのですが。

 

ヘデリフォリウムも梅雨寒に翻弄された?

ところで、我が家の原種シクラメンのヘデリフォリウムの3割くらいに花芽があって、早いものは7月の中旬から咲きだしてしまったのには驚きました。
SNS仲間の「ヘデリフォが咲きだしました」という投稿があり、うちだけじゃないんだなと思っていたら、そのあとバラでおなじみの有島 薫先生もヘデリフォリウムについて投稿されました。
「梅雨時でも気温の低めや日照不足の年は咲くことがあるそうです。梅雨が明けて気温が上がるとまた休眠に入るそうです」とのこと。
この小さなつぼみをつけたまままた休眠に入るのか、今年の夏はしっかり観察しようかなと思います。

 

多忙な時期を迎えたプルプラセンス

ヘデリフォリウムは本来、今ごろは休眠期なのですが、夏咲きの原種シクラメン・プルプラセンスのほうは今が花盛り?です。
「?」の意味はというと、
① 6月初旬に今年のタネ取り
② 6月中旬から花が咲き出して、同時に来年取るタネもどんどんできる
③ 7月に入ると新しい葉が出始めて、同時に前年の葉が黄色くなって枯れ始める。
でもまだつぼみもどんどん上がってきて花もどんどん咲いているし、タネも次々とできています。
この時期のプルプラセンスは全部同時進行で大変なのです。

 


C.purpurascens
プルプラセンスは6月中旬から咲きだした花がどんどんタネになりながら、まだまだつぼみみも上がり、新しい葉も出始めています。

 


香りの良いプルプラセンスはクマンバチもお好きなよう。

 


C.purpurascens
原種シクラメンの中で唯一の常緑種、プルプラセンス。
6月初旬、タネの房が割れてタネを取ったらつぼみがどんどん上がりだして、中旬から咲いている花はどんどんタネになる。
また株元はクルクルのタネだらけ、7月に入ると去年からの葉が黄色く枯れだしたら、花も咲きながら新しい葉もどんどん出てくるという同時進行中で、プルプラセンスの夏は本当に忙しい。
初夏から夏にかけてしばらく咲き、いったん花はなくなりますが、2月ごろに少し咲いたりもするし、香りは素晴らしいし。
プルプラセンスはおすすめですよ!

 

Oxalis brasiliensis
6月半ばにクレマチスが終わったあと、我が庭はほとんど花はなくなってしまいますが、このオキザリス・ブラジリエンシスだけはずっと咲いていてくれます。
花もかわいくて大好きなオキザリスです。

 

著者プロフィール

Hideharu Imai 今井秀治

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フリーのフォトグラファー。
旅行雑誌の取材で行ったイギリスで、ガーデニングの魅力にはまり、仕事も園芸雑誌が中心に。
「趣味はバラとクレマチス、クリスマスローズの収集。最近は小球根も加わって、庭は足の踏み場もない状態です。主婦の友社の『ガーデンローズカレンダー』は毎年好評でライフワークのようになっています」
https://www.facebook.com/hideharu.imai