Lapeiroujia pyramidalis ssp pyramidalis
ピラミッドみたいな茎から
こんなにかわいい花が咲きます。
このアンバランスがたまりません。
先週、大木俊明さんが営む山梨県の「大木ナーサリー」に行ってきました。
この時期、大木さんのハウスの中はクリスマスローズやシクラメン・コウム、それに南アフリカのかわいい小球根がたくさん咲いています。
今月はその南アフリカの小球根についてです。
1月に花が咲く南アフリカの小球根の花
1月下旬の大木さんのハウスでは、ラペロージアの白花ピラミダリス、ピラミダリスの紫花のレガリス、オレオゲナ、ピンクのシレノイデス、星形の美しい花モンタナ、ラケナリア・トリコフィラにフリージア・ヴィリデスが咲いています。
そのほかにも、アヤメのようにきれいなモラエア・トリカラーのつぼみがいまにも開きだしそうでした。
このあとは香りのよいフリージア・ムイリー、ヘスペランサやゲーソリーザなんて言う美人さんも咲いてきます。
再来週くらいもう一度伺えば、ペラルゴニウムも咲きだしていて撮影できるかもしれませんね。
南アフリカの小球根は難しくない
南アフリカの小球根はまだまだそれほど知られていないし、手軽に手に入るというものでもありません。
ただ、一部のマニアのものって思われているかもしれないけど、決して育て方が難しいというものではないんですよ。
夏の管理のコツを覚えてしまえばとても簡単なのです。
南アフリカは暑いところと思っている方も多いみたいですが、アフリカ大陸の南端で、海の向こうは南極大陸です。
球根たちのふるさとは高地で、日本の気候にも似ているみたいです。
南アフリカの小球根を育てると、寒い冬が楽しみに
ちょっと園芸が好きだったり、寒い季節もお庭に出たいと思っている方は、園芸店にチューリップの球根を買いに行ったときに、ムスカリやスノードロップの球根も買って挑戦してみてほしいです。
それらが咲きだしてかわいいと思ったら、次はぜひ南アフリカの小球根にもチャレンジしてみて下さい!
春を待つだけだった退屈な冬が、楽しくてしょうがない季節に変わりますよ。
Freesia viridis
緑の花はきれいですね。
Cyclamen coum ex CSE
こんなにきれいなシクラメン・コウムが咲いたら嬉しいな。
Pelargonium incrassatum
普通のインクラサツムは濃いピンクなんだけど、大木さんのところではこんなにかわいらしいピンクの花も咲きます。
Helleborus Hyb
大木さんのヘレボルス(クリスマスローズ)は、原種系交配だからこんなにかわいくても、実際の花は500円玉くらいの大きさなのです。
著書プロフィール
Hideharu Imai 今井秀治
フリーのフォトグラファー。
旅行雑誌の取材で行ったイギリスで、ガーデニングの魅力にはまり、仕事も園芸雑誌が中心に。
「趣味はバラとクレマチス、クリスマスローズの収集。最近は小球根も加わって、庭は足の踏み場もない状態です。主婦の友社の『ガーデンローズカレンダー』は毎年好評でライフワークのようになっています」
https://www.facebook.com/hideharu.imai