7月、岩見沢と富良野へ

北海道・富良野の「風のガーデン」。
ラムズイヤー、ネペタ、アルケミラモリスなど、
珍しい植物ではないけど、とてもきれい。

 

今年も7月は北海道で庭の撮影……のはずが

毎月毎月、異常気象の話で始まるのもどうかとも思いますが、先日の西日本の豪雨災害は信じられないくらい酷いものでしたね。
被災された方々にはお見舞い申し上げます。
一方、関東では連日の猛暑で40度と聞いても別に驚かなくなっている自分がいるし、今回の台風12号はあろうことか東から西に進んで来るとは……、もはや世も末と言う感じですね。

例年なら7月は北海道に行って思う存分きれいな写真を撮りまくって、頭の中はドーパミンが出まくっている時期なのですが、今年は北海道も異常気象で、撮影のためにスケジュールを空けておいた6月末から7月10日までの予報はすべて、雨ときどき曇り。
晴れマークは一日もありませんでした。
SNSで見ると、撮りたかった岩見沢のオールドローズはどんどん咲き進んでしまっているし、伺う約束のお庭も連日の雨で撮影できそうにありません。

 

天気の回復に期待していざ出発

もう今年は北海道は諦めようかと思った矢先、7月上旬の予報がやっと7日は曇りのち晴れ、8~9日は晴れの予報に変わりました。
おそらく岩見沢のバラは終わっているだろうし、これだけ雨が降ってしまったらお庭の状態もよいわけがないだろうなと思いながら、それでも晴れマークがついてしまうと行ってみようかなとか、もしかしたら意外と何か撮れるかも知れないと淡い期待を抱いてしまうのがカメラマンの悲しい性なのでしょう。
8~9日の晴れマークを信じて、撮影予定は岩見沢、富良野周辺にしぼっていざ出発ということになりました。

7日の夕方千歳に着いてみると気温は14度。
レンタカーをとばして宿を予約した月形に着いてみると、気温は何と9度!
あまりの気温の低さに、何かいやなモノを感じた初日でした。

8日は4:30amに起床。
ちょっと寒いけど窓の外は雲ひとつない爽やかな朝!
「やった!」と言う気分で、急いで岩見沢のTさんのお庭に直行し、5:00amちょうどに着くと、もうご主人が庭掃除の真っ最中でした。
「ようやく晴れました」と笑顔のご主人に朝の挨拶を済ませ、お庭を拝見してみると、悪い予想が的中してしまったようです。
今まで何回も伺っているTさんのお庭も、今年は風でバラの枝が折れ、雨で宿根草が倒れ、いつもの年の精彩がないのです。
「今年は撮るところがないでしょう?」とTさんも残念そう。
百戦錬磨のTさんのお庭ですらこの状態ですから、今年はバラの庭の撮影は諦めるしかないようです。

 

絵のような「風のガーデン」を満喫

落ち込んでいてもしょうがないので、とりあえず富良野方面へ移動することに。
昨年はドピーカンで撮影ができなかった、「風のガーデン」に行ってみることにしました。
時間は朝の8:30。
お客さんもほとんどいなくてほぼ貸し切り状態、光の感じもちょっと雲が出てきたけどしっとりしていてなかなかきれい!
これはもしかしたら……と急ぎ足でガーデン入り口に向うと、アーチの奥はやさしいパステルで描かれた絵のような美しい世界が広がっていました。
よく手入れされた気持ちのよい庭をゆっくり撮影した、幸せな2時間でした。

結局、この後は雨が降ったり止んだり。
翌日は朝から本降りの雨……と、期待したことは何もおこらないまま、今年の北海道の撮影は終了しました。

 


風のガーデン。
庭の基本は、やはりきれいな緑の葉ものだなと改めて思う。

 

こちらも風のガーデン。
奥の森に〝ガブさん〟がエゾエンゴサクの球根を植えていたんだな〜なんて思いながら撮っていました。

 

風のガーデンに新設されたバラの庭もとっても素敵で、毎年通ってしまいそうです。
バラはマダム アルディ。

 

最終日、新千歳空港に向かう途中に立ち寄った恵庭の道の駅のガーデン。
あまりの完成度に思わず車に戻ってカメラを出してきて撮影しました。
恵庭のオープンガーデンの皆さん、さすがです!

 

著書プロフィール

Hideharu Imai 今井秀治

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フリーのフォトグラファー。
旅行雑誌の取材で行ったイギリスで、ガーデニングの魅力にはまり、仕事も園芸雑誌が中心に。
「趣味はバラとクレマチス、クリスマスローズの収集。最近は小球根も加わって、庭は足の踏み場もない状態です。主婦の友社の『ガーデンローズカレンダー』は毎年好評でライフワークのようになっています」
https://www.facebook.com/hideharu.imai

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