春の花をきれいに撮影するには

Ipheion Pink Giant
我が家の庭にも春がやってきて、いろいろな花が咲きだし、ようやく賑やかになってきました。

 

やっと待ちに待った春が

3月中旬以降、異常に暑い日が続いて、桜もあっという間に咲いてしまって例年以上に忙しい3月でしたね。
そしてすぐに4月です。
いよいよ春本番、一気にあちこちでいろいろな花が咲きだして、天気予報を見ながら西へ東へと、楽しいけどくたくたに疲れるいつもの季節がまた始まります。
春、花の写真を撮る機会が多くなるのは僕だけではなく皆さんも同じだと思い、1月に続いて今月も撮影講座をさせていただくことにしました。
テーマは「寄せ植えとハンギングバスケット」です。

 

自分の作品をきれいな写真で残しましょう

寄せ植えやハンギングバスケットが趣味とおっしゃる方たちは、当然自分が作った作品をきれいな写真で残したいと思うはずです。
実際に寄せ植えの写真の撮り方を教えてほしいというような質問をされることもよくあります。
そこで今回は、『園芸ガイド』でもおなじみの土谷ますみさんが勤めている園芸店に伺って撮影させていただいた寄せ植えとハンギングバスケットの写真を使いながら、じょうずに撮れるポイントを説明していこうと思います。

 

撮影時に注意するポイント

寄せ植えやハンギングバスケットを撮る時に注意するポイントは
①シンプルな背景を選ぶ
②きれいな光りの明るい日陰に置く
この2点です。

前回の写真講座でも、同じくきれいなバックを選ぶということをお話ししました。それは、花の撮影の時はバック(背景)をぼかして主役の花を浮き出たせるということが目的でした。
寄せ植えやハンギングバスケットの場合は、バックがゴチャゴチャしていると、こまかいディテールが分かりづらくなってしまうため、シンプルなバックを選びます。

具体的には板塀やレンガの塀など、寄せ植えの雰囲気に合うバックを選ぶのがよいでしょう。
寄せ植えやハンギングバスケットの撮影のときは、きれいな光で、寄せ植えの雰囲気にあった背景のある場所を見つけられれば90パーセント撮影が終わったようなものなのです。

それでは、土谷ますみさんの寄せ植えやハンギングバスケットとともに、撮影時の背景や光について解説します。

 


ピンクのシレネがかわいいいハンギングバスケットだったので、シレネが引き立つように、黒のアイアンのフェンスに掛けてみました。
太陽は右斜めうしろ、ハンギングバスケットの5cm手前まで日ざしが来ていますが、ハンギングバスケットには直接陽が当たっていません。

 


フレンチラベンダーの紫と明るいグリーンの葉など落ち着いた色彩のきれいな寄せ植えだったので、雰囲気に合うアイボリーのモルタル風のフェンスを選んでみました。

 


黄色い花がポイントのハンギングバスケットは、赤や青など強い色のバックは雰囲気に合いません。薄い色が合うのでここはシンプルな白いペンキのボードを選択。
ハンギングバスケットを掛けたときは完全な日陰だったので、光がまわって来るのを待って、画面左上に光が来たところでシャッターを押しました。
この場合もハンギングバスケット本体には光はあたっていません。

 


薄いピンクのマーガレットが主役の寄せ植えなので、花がよく見えるように少し上からのぞき込むようなアングルで。
ややカントリーっぽい雰囲気なので、アンティーク調の扉の前に置いて撮影。

 


白×紫×グリーンと色彩をしぼったとてもおしゃれな寄せ植え。落ち着いた茶色のアンティーク調の扉の前で撮影しました。
よく合っていると思います。

 

こちらは、夕方のやわらかい光に包まれた千葉県君津市の「ドリーミングプレイス」のクリスマスローズの庭。
まるでイギリスのカントリーサイドのよう。

 

著書プロフィール

Hideharu Imai 今井秀治

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フリーのフォトグラファー。
旅行雑誌の取材で行ったイギリスで、ガーデニングの魅力にはまり、仕事も園芸雑誌が中心に。
「趣味はバラとクレマチス、クリスマスローズの収集。最近は小球根も加わって、庭は足の踏み場もない状態です。主婦の友社の『ガーデンローズカレンダー』は毎年好評でライフワークのようになっています」
https://www.facebook.com/hideharu.imai

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