早春の花をきれいに撮影するには

Helleborus SD 100m/m f4 1/200
背景をきれいなグリーンのボケにしたいので
コニファーの前1mに花をセットしました。
絞りはf4、クリスマスローズは雄しべの先端にピントを合わせます。
後ろの花もちょっとボケてきれいに撮れました。

そろそろ早春の花の撮影シーズン

ついこの間お正月だと思っていたら、もう1月も終わりですね。
庭の棚ではスノードロップ・エルウェシーが咲きだしたり、クリスマスローズもつぼみを持ち上げ始めました。
そろそろまた撮影のシーズン到来です。
そんなわけで今月は、ご自分の庭のビオラやスノードロップ、クリスマスローズなど、早春の花たちを撮影するための写真講座とさせていただこうと思います。

花を引き立たせる撮影のコツ

僕がポット植えの花を撮る時に注意していることはいくつかありますが、アマチュアの方の写真を見せていただいて、いちばん違うと感じることは背景の処理の仕方です。
スタジオでモデルさんの撮影をする時はバックに白い紙をたらして、背景をなるべく無機質にすることでモデルさんを浮き立たせます。
花の撮影も同じで、背景にいろいろな要素が入ってしまうとせっかくの花が沈んでしまいます。
花も、背景はなるべく美しくぼかしてあげることが重要になります。
僕が撮影した写真も、背景が気に入らなくて撮り直しをすることがよくあります。
簡単に言うと、「背景の処理の仕方を習得すれば写真が上手くなる」のです。

背景をきれいにぼかす方法

写真講座と言っても文字数にも限りがありますので面倒な説明は省かせて頂き、ごくシンプルにお話することにします。
ポイントは「背景をきれいにぼかして花を浮き上がらせること」です。

まずレンズは、ちょっと望遠が良いです。
接写用のマクロレンズは小さい花を撮る時に便利です。
絞りはf値といいます。
f値が小さいほどピントの合う範囲が狭く、数字が大きくなるにつれてピントの合う範囲が広くなります。
撮影する花の大きさに合わせてf値を変えるようにします。
僕が撮影した写真を、絞りの数値も合わせてご紹介しますので、参考にしてみてください。

 


G.Lapwing 100m/m  f 5,6  1/50
高崎クリスマスローズガーデンに取材に行った時の写真です。
スノードロップの花が3つ並んでいたので、いちばん手前の花にピントを合わせてシャッターを切りましたが、後ろに上の方に白いラベルが写ってしまいました。

 

後ろのラベルを取ってもう一度撮影。
後ろがすっきりして納得の写真になりました。

 

高崎クリスマスローズガーデン 100m/m  f 7.1  1/100
スノードロップはなるべく低い姿勢になって花を横から撮るのがポイントです。20本くらいまとまって咲いている花全部にピントを合わせたいので、f値は7.1で撮影。手前のコウムと林の奥の方はぼけて、いい感じの写真になりました。

 

ビオラ‘スイートラブ’ 100m/m  f 7.1  1/100
ビオラも撮る機会が多いと思いますが、ビオラを撮る時は花の向きに注意が必要です。
いちばんきれいな花を真ん中に持ってきて正面にむけるのがポイントです 。
絞りは7.1です。

 

Romulea flava 100m/m  マクロレンズ f3.2   1/250
ロムレアは3cmほどの小さい花なので、マクロレンズを使用しました。

 

著書プロフィール

Hideharu Imai 今井秀治

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フリーのフォトグラファー。
旅行雑誌の取材で行ったイギリスで、ガーデニングの魅力にはまり、仕事も園芸雑誌が中心に。
「趣味はバラとクレマチス、クリスマスローズの収集。最近は小球根も加わって、庭は足の踏み場もない状態です。主婦の友社のガーデンローズカレンダーは毎年好評でライフワークのようになっています」
https://www.facebook.com/hideharu.imai

 

 

 

 

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