秋のバラと紅葉を追いかけて

「花菜ガーデン」の中にある、カレル・チャペックの館。
これは東側から撮影したカット。紅葉の写真は逆光がきれい。

 

秋の景色を求めて、神奈川県平塚へ

花の撮影をするようになってから20年以上たちますが、こんなに雨ばかりの秋は初めてかもしれません。
こんな連日の雨、おまけに台風では今年は秋バラの撮影は無理かな…と困り果てていたら、フェイスブックの友人が神奈川県平塚市の「花菜ガーデン」の写真を投稿しているのを発見しました。
アルバムの中にはバラやローズヒップなど秋らしい写真が並んでいて、その中に真っ赤に紅葉したツタに覆われたカレル・チャペックの館の写真がありました。
紅葉の庭は秋のバラと並ぶ2大テーマのひとつです。
スマートフォンで翌日の平塚の天気を見てみると一日中お天気マーク、翌日の撮影は「花菜ガーデン」で決まりました。

 

今年の秋バラのご機嫌は…?

翌日は朝のうちに少しだけ仕事をしてさっさと花菜ガーデンに向かい、午後2時すぎには到着です。
まずはイラストの展示会をしている友人でイラストレーターの藤川志朗さんのところへ。
30分ほどかわいいイラストを見せてもらってからバラ園へと向かいました。
お目当てはチャイナローズのエリアだったのですが、連日の雨と風のせいなのか花数は少なめで,咲いている花も何だかいつものかわいらしさが感じられず、あまり多くのシャッターは切らずに移動しました。
モダンローズ、イングリッシュローズのエリアも似たり寄ったりで、今年はしょうがないのかなと半分諦めながら、カレル・チャペックの館に向かいました。
バラ園やクレマチスの咲くフラワーゾーンから野菜の果物のアグリゾーンに入ると、きれいに植えられた野菜の畑が登場します。
カレル・チャペックの館はその奥で沈みかけた夕陽を背に受けてキラキラ輝きながら建っていました。

 

紅葉が映えるアングルとは

南北に長い館は入り口側が東を向いて逆光の日陰になり、窓部に植えられたナンキンハゼの少し色づいた葉がとてもきれいでした。
反対側の庭に面した壁一面が真っ赤に紅葉したツタに覆われているのですが、真西を向いているため強い西日が直接あたっていて、なかなか難しい撮影状況です。
サイドから当たる光が好きなので、壁を斜めから見るアングルを探しながら、あっちへ行ったり、こっちに来たり。
結局、この日も夕方5時のチャイムが鳴るまで歩き回る撮影でした。

 


夕方5時ごろ、だいぶ柔らかい光に。南側の角に立って北の方向にレンズを向けることによって、西からの光がサイド光になるのです。

 


南側の壁はサイドからの光になるので、正面から撮影ができました。

 

ナンキンハゼの紅葉はグリーンからイエロー、オレンジ、そして赤と、微妙なグラデーションがあって良いものだなと思います。

 


‘Sister Elizabeth’(D.Austin)
秋の‘シスター エリザベス’は一段とかわいらしい。

 

C.purpurascens
大木ナーセリーさんにお邪魔したときに撮らせてもらったシクラメン・プルプラッセンス。

 

著書プロフィール

Hideharu Imai 今井秀治

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フリーのフォトグラファー。
旅行雑誌の取材で行ったイギリスで、ガーデニングの魅力にはまり、仕事も園芸雑誌が中心に。
「趣味はバラとクレマチス、クリスマスローズの収集。最近は小球根も加わって、庭は足の踏み場もない状態です。主婦の友社のローズカレンダーは毎年好評でライフワークのようになっています」
https://www.facebook.com/hideharu.imai

 

 

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