冬場は室内で管理しなければならない耐寒性のない植物は、育てるのが何となくおっくうになりがちです。でも、中にはそんなに手がかからずに、一年中花を咲かせて、冬の間も楽しませてくれる植物があります。霜が降りなくなったら、鉢のまま玄関先などに出し、寒くなり始めたらまた室内にしまうという方法をとれば、写真のように株をどんどん大きくできます。
(Photo 2, 3 & 4)
マーガレット‘チェルシーガール’
Argyranthemum gracile ‘Chelsea Girl’ (マーガレット‘チェルシーガール’)は、シルバーの細葉が美しい品種。白いデージーのようなデリケートな花を咲かせ、こんもりと茂ります。その他、クランベリーレッドの花びらにキイロのセンターのMeteor Red(ミーティア レッド)や鮮やかなキイロの花を咲かせるCornish Gold(コーニッシュ ゴールド)なども同様に人気の品種。
挿し木も簡単
そして、何よりも嬉しいのが、挿し木で簡単に増やせること。冬の間にトレイに挿し木し(苗の写真はイメージです)、暖かくなってから鉢上げすれば、あっという間に根が張ります。この方法だと、温室内の場所を取らずに増やすことができます。
たくさんできた苗は、思い切って花壇やボーダーに植えれば、春から夏にかけて、一年草として楽しむこともできます。
写真はhttps://blog.barnsdalegardens.co.uk/2015/ より抜粋。
著者プロフィール
白井法子
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス