Winter Flowering Shrubs~ 冬咲きの低木たち~

あけましておめでとうございます。今年も新鮮なイギリスのガーデニング情報を皆さまにお伝えできればと思っております。どうぞよろしくお願いします。

クリスマス休暇中も比較的暖かい日が続き、ホワイトクリスマスとはほど遠かったイギリス。早咲き種のスノードロップも咲き始めました。ニューペレニアル・ムーブメント(=新多年草運動と呼ばれる、多年草とオーナメンタルグラスをある程度まとめて、できるだけ自然に近い形で植栽するスタイル)は今年も続きそうですが、この時期、庭を歩いていると、やはり冬咲きの低木が引き立ちます。写真は、Hamamelis x intermedia ‘Jelena’  マンサクとシナマンサクの交配種 ハマメリス ‘エレナ’
濃いオレンジの花は温かみがあり、秋の紅葉も美しい。

名前負けしないウィンタービューティー

Lonicera x purpusii ‘Winter Beauty’
イギリスではウィンターハニーサックル、またはウィンタービューティーという名前で流通しています。和名を検索すると、冬咲きニオイスイカズラというのが主流のようです。「この花の香りを嗅いでみて」と言わないと、気に留めずにそばを通り過ぎてしまいそうなほど地味な花。でも、クリームがかった花には驚くほどの甘い香りがあり、冬の庭でこそ、その美しさを発揮します。

(Photo 4)

ヒイラギナンテンはイギリスの庭にも似合う

日本庭園でお馴染みなので、和風のイメージですが、イギリスの庭でも重宝されます。紅葉に続いて、香りのある黄花、その後、黒っぽい実も楽しめ、存在感のあるフォルムでフォーカルポイントとしても。
Mahonia x media ‘Winter Sun’
ヒイラギナンテン‘ウィンターサン’ 後方には、前述のウィンタービューティー。

Mahonia x media ‘Charity’
ヒイラギナンテン‘チャリティ’
左には、前述のハマメリス‘エレナ’。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。