久々に訪れたヨークシャー州のショッピングモールで、目に留まる植栽がありました。前回行った時にはなかったので、気になって調べてみると、今年7月にヨーク周辺で行われた、「Bloom(ブルーム)」というガーデニングフェスティバルの一環として造られたエリアでした。ショッピングモールの植栽と言えども、参考になるアイデアがけっこうありました。
植物名をコンテナに刻む
デッキ材で作ったレイズドベッドには、植物名が記載されていました。ありそうでなかったアイデアで、(英語だから様になるのかも知れませんが!)植物一つ一つにラベルをつけるよりもずっとシンプルで見た目にも良し。ノース・ヨーク・ムーアズ国立公園に咲くヒース(ヘザー)を使って、地域性もアピール。
カラーリーフ中心の寄せ植え
大、中、小のファイヤーピット(炉)をイメージさせるような足つきのコンテナにカラーリーフ中心に植え込んだ植栽。クリスマスローズや前述のヒース以外は、日本でもおなじみのマサキやゴシキナンテン、シダやオーナメンタルグラス類でカラフルに仕上げてあります。
黒いコンテナにも映える
どっしりとした黒い四角のコンテナをベンチの両サイドに置いて、同じくシダやグラスでまとめた植栽。
子供連れのためのプレイエリアのサインも黒のコンテナにカラーリーフの植栽。冬の間も美しく、手のかからないローメンテで真似してみたくなりました。
著者プロフィール
白井法子
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス