Take Three Plants 〜3種の植物でこれだけ効果的に

すっかり秋めいてきて、庭全体がくたびれたようになってしまいがちなこの時期。そんな中で、目に留まった植栽がありました。小さなアイランドベッドの中央に植わった3種。色や質感にこだわった組み合わせ、そのコントラストが絶妙でした。

Key1: ストラクチャーを出すシュラブ Cercis canadensis ‘Forest Pansy’.

日本でもおなじみのアメリカハナズオウ‘フォレストパンジー’は、春に咲くウスムラサキの小花に加えて、ハート型の葉も存在感たっぷり。ルビーレッドから、だんだんとリッチなパープルへと変化し、紅葉すると、オレンジからキイロっぽくなり、写真のように葉脈が浮き出るのも魅力。

Key2: 花だけでなく、葉に存在感のあるペレニアル Actea simplex ‘Brunette’

以前は、Cemisifuga(キミキフガ、またはセミシフーガ)と呼ばれていたサラシナショウマ。イギリスでは、Actea(アクタエア)と呼ぶ方が一般的になっています。大きな切れ込の入った光沢のある黒葉に、長いブラシのような花。シロからほんのりピンクの花には甘い香りもあります。日陰に耐えるので、シェードガーデンにアクセントが欲しい時にもってこい。

Key3: 風にそよぐ低めのオーナメンタルグラス Deschampsia cespitosa ‘Goldtau’

ヒロハノコメススキ‘ゴールドタウ’。秋の庭に欠かせないオーナメンタルグラスですが、ススキの種類などの大きくなるものは手に負えなくなるので、植えるのを躊躇してしまいがちです。でも、背丈が低く、フワフワした花穂を出す、デスカムプシア(ヒロハノコメススキ)のようなグラスは庭に動きを与えてくれます。ある程度の日陰にも耐えるオススメ種。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

 

|

PAGE TOP