番外編 from Canada 続編

前回のブログでは、一般公開されている、バンクーバー島のブッチャートガーデンズについて書きました。今回は、住宅街を歩いていて目に留まった一般家庭のフロントガーデンの写真で綴ります。カナダの中でもかなり南に位置するビクトリアは氷点下になることは滅多になく、また夏も22度を超えることのない穏やかな気候。よって、全体的に植物が大きく育っているという印象でした。街中にはカラフルな花が咲き乱れる一方、ここでもペレニアル(宿根草とオーナメンタルグラス)を愛する人々の庭に出会いました。話を聞いてみると、やはり、Piet Oudolfさんの本を参考にしたそう。

フロントガーデンの植栽

筒状の花びらがユニークなRudbeckia subtomentosa ‘Henry Eilers’(ルドベキア ‘ヘンリー アイラーズ’)と深みのあるピンクの小花を咲かせるPersicaria campanulata ‘Rosenrot’(ペルシカリア‘ローズンロット’)。どちらも晩夏から秋にかけて長く花を咲かせてくれます。うっすらとピンクがかったルドベキアのキイロとペルシカリアのピンクが相性抜群。

白いフェンスに原種のバラだけを植えたシンプルなフロントガーデン。ローズヒップからは、ルゴサなのか、‘ロザリー・デ・ル・ヘイ’なのかなど判別できませんでしたが、白い木造の家に赤い実の生垣が映えていました。


ハンギングバスケットを楽しむ家庭も結構あり。クロに最も近いといわれるヒューケラ‘オブシディアン’にヘリクリサムやリシマキアをあしらったリーフだけのシックなハンギングバスケットは、目を引きました。

 


同じお宅の個性的なバードネストやバードフィーダー。


最後に余談ですが、ビクトリアの住宅地の街路樹は、リスであふれていました。また、アライグマの姿もちらほら。このアライグマ、見た目には可愛いのですが、肉食で、ゴミを荒らすのが大好き。とてもズル賢く、さらに器用で、住民は頭を抱えることが多々あるそうです。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

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