Hot & Dryに耐える植物

通常のイギリスの夏は、比較的まとまった雨が降るので、庭に水をやることはほとんどなく、鉢植えの植物やハンギングバスケットも、毎日水やりする必要はありませんでした。数年前から、気候に変化が生じ始め、今年はそのピーク。一般公開されているガーデンを訪れると、ガーデナーは皆口を揃えて、「今年は庭を美しく保つのが大変!」と言います。背丈のある植物も今年は、低め。雨が少なかったことが原因です。

写真の三尺バーベナは、ブラジルやチリなどの南米原産だけあって乾燥や暑さに強い!矮性の‘ロリーポップ’は寄せ植えにも向いています。イポメアやサルビアを足元に。

シルバーリーフ


暑さや乾燥に強い植物の中に、シルバーリーフのものが多いのは、明るめの葉色が太陽光線を反射するため。また、葉の表面の産毛が保湿を助けます。多湿を嫌う分、乾燥に強いのが特徴です。シルバーの葉にソフトイエローの花を段段に咲かせるトルコ原産のフロミスはこの夏、我が家の庭でも頑張っていました。エルサレムセージ、またはターキッシュセージと呼ばれています。


ヘリクリサムの仲間はほとんどもシルバーの葉を持ちます。南アフリカ原産のペティオラレと、同じく乾燥に強いチョコレートコスモス(メキシコ原産)との組み合わせ。


地中海的な雰囲気を持つ、エリンジウムやエキノプスなども、この夏よく売れている植物だと言われています。温暖化によって、イギリスのガーデニングスタイルにも変化の兆しがあります。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

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