若手デザイナーが競うコンペティション

イギリスは緯度が高いので、夏は比較的過ごしやすいのですが、以前ブログに書いた通り、今年の夏は42年ぶりの記録的な暑さ。芝生も茶色くなっていましたが、週末に恵みの雨が降りました。日本の猛暑のことも、イギリスで報道されています。

若手デザイナーに実力を競う場を提供しようと、RHS(英国王立園芸協会)主催の Young Designer of the Year Competition(ヤング・デザイナー・オブ・ザ・イヤー・コンペティション)が毎年行われます。会場は、前回ご紹介した、タットンパークフラワーショウ。このコンペティションは、28歳以下の学生および、若手デザイナー(経験のあるなし問わず)が応募でき、RHSより、施工にかかる費用の一部として、約170万円の補助が出るという、良心的な企画です。RHSだけでなく、イギリスの園芸界は、全般に次世代育成に力を入れています。

足湯を思わせるデザイン


ゆったりと腰掛け、水の音色を聴きながらリラックスできる空間。大きなオーク(カシの木)のデッキが印象的な庭。Designed by Nicola Oakey

ポリネーターフレンドリー


三尺バーベナやヘレニウム、アガパンサスなど、ポリネーター(受粉媒介者)が集まる植物がメインの植栽。壁に据え付けの昆虫ホテルも野生植物を意識したデザイン。Designed by Will Williams

グリーンスペース


シダやグラスなどのリーフプランツだけを使った都会的なデザイン。様々な緑の色と質感を楽しめる涼しい印象の庭。Designed by Max Harriman

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

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