メーガン&ハリー エコフレンドリーな花装飾

世界中が注目した、ロイヤルウェディング。天気については悪評高いイギリスですが、天気予報でも「イギリスの天気も、やればできるのです!」とキャスターが言っていたほどの快晴に見舞われました。結婚式の花装飾を担当したのは、ロンドンのフローリスト、フィリッパ・クラドックさん。結婚式が行われたウィンザーグレートパークなどに自生している植物や花粉を運ぶポリネーターに優しい植物をできるだけ使いたいという新郎新婦の希望を取り入れたエコフレンドリーなアレンジ。Beech(ブナノキ)、Birch (カバノキ)、Hornbeam (シデ)などのイギリスらしい樹木の枝に加え、メーガンの大好きなシャクヤクはもちろん、故ダイアナ妃のお気に入りだったという白いバラ、フォックスグローブなど。まさに私たちが描く「イングリッシュガーデン」のような花装飾でした。

ブーケに込められた思い


みんなが注目していたブーケは、ハリー王子が、二人の住まいであるケンジントパレスの敷地内で自ら選び、摘んだものを含むという涙もの。シルクのリボンで上品に束ねられていたのは、
Myrtle(ギンバイカ):小枝を入れるというのが1840年以来、英国王室に伝わるウェディングブーケの伝統。「希望や愛」というぴったりの花言葉。
Forget-me-Not(ワスレナグサ)故ダイアナ妃の愛した花で、亡き母(義母)に捧げるものと言われる。
Lily of the Valley(スズラン):ケイト妃のブーケでもふんだんに使われていた。
Astrantia(アストランティア):「強さ、勇気」などの花言葉。
Astilbe(アスチルベ):「忍耐、永遠の愛」などの花言葉。
その他、スウィートピー、ジャスミンなど。

ケーキにも生花


二人のウェディングケーキを依頼されたのは、ロンドンに「Violet Bakery(バイオレット ベーカリー)」を持つ、カリフォルニア生まれのクレア・プタックさん。伝統的にはフルーツケーキが用いられますが、レモンスポンジケーキにエルダーフラワーの入ったバタークリームという春らしいフレッシュな組み合わせ。ここにも、メーガンの愛するシャクヤクの生花があしらわれていました。結婚式のケーキは、見た目は美しくても味は?というものが多いですが、とても美味しそう!

以上、写真はすべて、https://www.eonline.comより。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

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