先週の半ばはぐーっと気温が上がり、木曜日は、1949年以来、4月の気温としては一番暑い28度を記録したイギリス。長かった冬が終わり、やっと春が訪れたというより、一気に夏がやってきた感じです。この気温の上昇で、ピークを迎えているのでチューリップ。以前にもブログで紹介したことのある、プランツウーマン、セーラ・レイヴンさんの庭、パーチヒル・ファームもチューリップの開花に合わせてオープンしました。写真の花束のようなチューリープの鉢植えは、セーラさんオススメの2種入り。
T. Brownie(ブラウニー):コッパーブラウン。まるで、バラやラナンキュラスのような豪華な八重咲き。
T. Antraciet(アントラシェット):赤紫から深紅の八重咲き。サテンのようなツヤのある花びら。
グルーピングされた鉢には、ブラウニーと一緒にT. Slawa(スラワ):褐色とサーモンピンクのツートンカラー。
スイセンとチューリップ
チューリップだけの鉢植えはボリュームがありますが、全く違った花姿のスイセンが入ると、動きが感じられます。スイセンがピークを終えた頃にチューリップが咲き出すので長く楽しめるのも嬉しい。チューリップのMango Charm(マンゴー・チャーム)とスイセンSweet Smile(スウィート・スマイル)の組み合わせ。ブルーに塗られたブリキの鉢が相性抜群です。
園芸ガイドの夏号(5月8日発売)では、パーチヒル・ファームのカッティングガーデンの様子をレポートしています。どうぞお楽しみに!
著者プロフィール
白井法子
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス