イースターエッグ

イギリスの今週末は、金曜日と月曜日が共に祝日で4連休。Good Friday(グッドフライデー)は、イエス・キリストが十字架の上で処刑された日、そして、Easter Monday(イースターマンデー)は、3日目に復活したとされる日です。イースターの象徴に卵が使われるのは、ひよこが卵の殻を破って出てくるように蘇ったことが理由で、イースターエッグは「生命の始まり」を意味します。その背景から、家庭では卵を使った料理やラムを多く食べ、子供達はエッグハンティング(隠された卵を見つける遊び)に出かけます。一般公開している庭でも、たくさんのイースターイベントが行われました。

卵は本物?偽物?

本物の卵を使ってイースターエッグを作る場合、生卵に穴を開けて中身を抜くか、ゆで卵にしてそのまま使うかの2通りがあります。ただ、前者だと手間がかかり、後者だと腐ってしまうので、イースターエッグ・デコレーション・キットと呼ばれる便利なものがあります。卵型の発砲スチロールなので、割る心配もなく、飾り付けの作業がしやすいので、子供向けに広く出回っています。

デコレーションが出来たら、リボンを留め金で着けて庭木に吊るしたり、竹串を使ってピックとして植木鉢にさしたり、また、トピアーリーのてっぺんに飾ったりと、ガーデニングの一環としても楽しめます。

チョコレートとの関係


イースターに合わせて、店頭には卵型のチョコレートがずらっと並びます。ベルギーの大手チョコレートメーカー、ゴディバによると、元々、キリスト教徒の間で、卵は「生命の始まり」と縁起が良いため、飾り付けをしたものを贈り合う習慣があり、そこから、卵型のおもちゃや入れ物にお菓子を入れて子供達に贈るようになったそう。19世紀の初めに、ドイツとフランスで初めてのイースターエッグチョコレートが生まれ、イギリスで初めてのイースターエッグが作られたのは1873年のことだそうです。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

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