春の訪れ

スイセンが見頃を迎えています

映画「ダ・ヴィンチコード」や「プライドと偏見」の一部が撮影されたバーリー・ハウスは、イギリス中東部にあるエリザベス王朝時代の大邸宅です。エリザベス1世に最も長く仕えた宰相、ウィリアム・セシルの邸宅で、現在もその子孫が所有しています。そのプライベートガーデンである「サウスガーデン」は、毎年、スイセンの美しい、この時期に一般公開されます。以前、園芸ガイドでも生誕300年を記念してご紹介したことのある、時代を風靡した造園家、ケイパビリティー・ブラウン(1716-2016)によって造られた庭の一つです。

春はそこまで

ケイパビリティー・ブラウンの庭は、「風景式庭園」と呼ばれ、花だんやボーダーはありません。眺めに重点を置く庭のデザインの中で、ところどころに樹木や球根が使われています。先週末は雪、イースターに当たる来週末も雪の予報の出ている、まだまだ寒いイギリスですが、桜も少しづつ咲き始め、スイセンの間からのぞく、アネモネ・ブランダなどの春咲き球根が訪れる人に春の到来を感じさせていました。

枝をアクセントに

コートヤードガーデン(中庭)で目に留まったのが、コンテナやハンギングバスケットにヤナギやサンゴミズキの枝を使った植栽。植物が育つと見えなくなって、サポートの役目をしますが、冬から春にかけては、美しい枝の色が目を楽しませてくれます。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

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