前回のブログで、春の訪れを象徴するスイセンや羊の赤ちゃんのことを書いたばかりですが、この週末はまたまた雪。私の住んでいるリンカンシャー州では、けっこう積もりました。生垣に使われている、ホーソーンと呼ばれる西洋サンザシ(Crataegus monogyna)は新芽がぐーんと伸びてはいるものの、この寒さで芽吹きは先送り。
雪は風に吹かれ、生垣の下からフィールドの反対側にも。これがひどくなると、道路の半分ぐらいまで覆ってしまい、片側通行しかできなくなってとても危険です。
ラムは順調に
今月の初めは、英国気象史上、最も寒い3月1日となり騒がれましたが、このまま寒い日が続くと、最も寒い3月になるかも知れません(現在、記録史上2番だそう)。こんな寒波の中でも、ラム達は順調に生まれています!
ラムズイヤー
ラムを見るといつも思い出すが植物が、ラムズイヤー(Stachys byzantine)。株全体が白い毛で覆われていて、フワフワの葉の形がまるでラムの耳のようなので、「ラムズイヤー(子羊の耳)」と呼ばれます。消毒効果や抗炎効果があり、乾燥させた葉をお茶にもできるので、ハーブ扱いされます。
葉はクラフトにもよく利用され、生葉のまま、または乾燥させたものをフラワーアレンジメント、ポプリやリースなどのデコレーションにも使います。写真は生花のドレスの一部。
著者プロフィール
白井法子
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス