スノードロップマニア、お待ちかねの季節

ここのところ、雪が積もったかと思うと、小春日和のような暖かい日があったり、また、強風で路肩の樹々が倒れる日があったりとお天気が揺れているイギリス。そんな中、スノードロップが庭に咲き出すと、春は確実に近づいていると嬉しくなります。

ガランソファイルとは

スノードロップマニアのことをGalanthophile(ガランソファイル)と呼ぶことは、以前、園芸ガイドの連載でもレポートしたことがあります。スノードロップの学名はGalanthus (gala =ミルク、anthos / anthus = フラワー)、これに、phile = ○○を愛する人)という単語を組み合わせたもので、スノードロップの熱心なコレクターをそう呼びます。ガランソファイル達は、1株何百ポンド(現在1ポンドは約154円)という高値のスノードロップを購入したり、自分の育てているスノードロップが盗まれないように、周りに電線を張ったりするそう。どの品種もグレーがかったグリーンの葉に白い花を咲かせるので、違いがわからないという人が多いのも事実ですが、花をクローズアップで見ると、グリーンの模様が実に様々です。

スノードロップの気になる品種紹介

Galanthusは、スペインからコーカサス地方にかけて、19種類の野生種があると言われています。また、園芸種は1000種類以上で、ガランソフィアイルの存在も手伝って、その数は年々増加しています。

 

Galanthus plicathus ‘Celadon’ (セラドン)
セラドン(ややくすんだ薄い青緑色の青磁)が名前の由来。
ペールグリーンの葉、子房、花びらに入る模様が魅力的。

 

 

Galanthus ‘Magnet’ (マグネット)
「スノードロップ・キング」と呼ばれた育種家、故ジェームス・アレンが収集したもの。花びらがほぼ水平に開き、まるでプロペラのようになるので、見応え十分。

 

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

 

 

|

PAGE TOP