クリスマスロースト

クリスマスまで一週間。街にはイルミネーションが灯り、すっかり秒読み状態です。今回は園芸から少し離れて、お料理の話。イギリスでは、25日のクリスマス当日に家族や友人と集まって一緒にお祝いします。そのメニューは各家庭によって様々ですが、オーブンでお肉を焼くローストが主流。

メインディッシュは――

イギリスを代表する小説家、チャールズ・ディケンズ(1812-1870)の小説「クリスマス・キャロル」の中にも、ローストした七面鳥(ターキー)が登場するように、もっとも伝統的なメニューと言えるかも知れません。ただ、七面鳥自体が大きいので、オーブンを占拠してしまい、他のものが入れられないという問題も。ちょっと早目のクリスマスランチにお邪魔した友人宅では、ブタ肉(ポークローイン)を使ったローストでした。表面の油に切り込みを入れて、あらかじめオリーブオイルとガーリックソルトなどを塗りこむのがポイントだそう。

付け合わせは――

写真上は、「ピッグ・イン・ブランケット」というイギリスらしい一品で、クリスマスの時期によく登場する料理です。その名の通り、ソーセージをベーコンで包んでオーブンで焼いたもの。「ベーコンの毛布に包まれたブタ」という感じでしょうか。付け合わせの野菜もいろいろありますが、ニンジンとパースニップは相性のいい組み合わせ。写真下は、大きめに切ってタイムと一緒にローストしたもの。パースニップはセリ科の根菜で、冬によく出回ります。

付け合わせに欠かせないローストポテトは、ローズマリーとガーリックで。ハーブはクリスマス料理にも大活躍、食欲をそそります。

著者プロフィール

白井法子

白井法子さんケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
イギリス園芸関係のジャーナリスト、写真家などで構成される、ザ・ガーデン メディア ギルト正会員。『園芸ガイド』で「イギリス・ガーデニングレポート」を連載中。

 

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