本格的な霜も降り始め、イギリスは冬の到来という感じ。そんな中、秋に収穫された、野菜や果物が店頭に並んでいます。ユニークな形と色で、飾っているだけでも楽しいスクウォッシュたち(パンプキンとは、その一部を指します)。こちらでは、オレンジのパンプキンがハロウィーンで活躍した後も、イギリス料理の定番の一つ「ベジタブルロースト」として、食卓を彩ります。
トウガラシ
写真後方は、フライアーズハット(修道士の帽子という意味)ペッパーと呼ばれるトウガラシの仲間(Capsicum baccatum)。枝から垂れ下がる実は、クリスマスの鐘を思わせるので、吊り下げてデコレーションとしても使われます。手前はゴシキトウガラシ。
リンゴの味くらべ
イギリス人にとって、リンゴはとても身近なフルーツ。街を歩いていると、歩きながら丸かじりしている人をよく見かけます。また、300種とも言われる品種が栽培されているのもイギリスならでは。毎年10月21日はナショナル・アップルデーとして国を挙げて、リンゴの収穫を祝います。
人気復活のクインス(マルメロ)
日本では、どれくらい出回るのでしょうか?イギリスでは、ビクトリア時代にもてはやされたという少しオールドファッションな果物です。でも、最近のオーガニック、スローフードブームで、自分の庭で育てて収穫し、ジャムにして楽しむ人も増えているとか。スコーンと一緒に食べると美味しいです!
著者プロフィール
白井法子
ケンブリッジ大学植物園での研修後、夫ともに再び渡英。
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